<通報>危険フィッシング詐欺サイトをEdgeブラウザで報告する方法4ステップ

WindowsブラウザMicrosoft Edgeで危険なフィッシング詐欺サイト、ウイルス配布サイトをマイクロソフトへ報告し、赤い警告画面でアクセス阻止してブロック遮断するよう通報する登録方法の紹介。

ブラウザに表示された赤い警告画面でアクセス阻止!

Edge 「これは安全でないことが報告されている Web サイト」 とは

マイクロソフトの Windows 向けブラウザ Microsoft Edge には、「Microsoft SmartScreen フィルター」 というセキュリティ保護機能が標準で実装されています。

こちらの赤い警告画面 「これは安全でないことが報告されている Web サイトです」 がそのスクリーンショット画像です。

smartscreen-edge
Edge ブラウザで赤い警告画面 「安全でない Web サイト」

【Microsoft Edge ブラウザ警告画面の表示メッセージ例】
これは安全でないことが報告されている Web サイトです
ホスト元: [URL]
この Web サイトを閲覧しないことをお勧めします。この Web サイトは、個人情報や金融情報を盗み取る可能性のある、お使いのコンピューターへの脅威を含む Web サイトであると Microsoft に報告されています。無題な濃いログ セーフティに戻る Windows Defender SmartScreen

このセキュリティ保護機能でどんな効果が得られる?

たとえば、ユーザーが次のような Web サイトに訪問しようと試みても、Microsoft SmartScreen フィルター によって強制的にアクセスを阻止して赤い警告画面を挟んでブロック遮断します。

  1. フィッシング詐欺サイト
    詐欺師がアカウント情報 (ユーザー名×パスワード)、クレジットカード情報を盗もうとする

  2. コンピュータウイルス配布サイト
    コンピュータウイルス、マルウェア、スパイウェア、トロイの木馬といった不正なプログラムのダウンロードさせる
    └ 第三者による改ざん被害で不正なプログラムを意図せず配布する正規の Web サイトも存在する


Chrome ブラウザのセキュリティ警告機能は?

同じようなセキュリティ保護機能として、Chrome ブラウザには Google セーフブラウジング があります。

  • 「Microsoft SmartScreen フィルター」 を採用するブラウザ
    Microsoft Edge
    Internet Explorer 11 (IE11)

  • 「Google セーフブラウジング」 を採用するブラウザ
    Google Chrome
    Mozilla Firefox
    Apple Safari

Microsoft SmartScreen フィルターと Google セーフブラウジングのサービス間で危険な URL のデータベースは共有されておらず、Chrome ブラウザでアクセスを阻止された危険な Web サイトが Edge ブラウザで阻止されるとは限りません。

危険な Web サイトをマイクロソフトに通報する報告方法

手元には フィッシング詐欺 を意図する怪しい 迷惑メール(スパムメール) が届きます。 

Eメール本文中の誘導リンクへ故意にアクセスしてみたら、マイクロソフトの無料メールサービス Outlook がテーマになった 偽ログインページ を確認しました。

イメージ 6
「危険」 と判定された Outlook フィッシングサイト実物

この日本語ページの正体は、ユーザー名 (メールアドレス) やパスワードを送信させて詐欺師が盗む フィッシング詐欺サイト で、記事の投稿時点で Microsoft SmartScreen フィルター の機能によって強制的にアクセスを阻止されたのでした。

その一方で、オンラインゲーム 「ドラゴンクエストX」 を騙る偽ログインページはアクセスを阻止してくれず…。

イメージ 1
ゲーム開発メーカー 「スクウェア・エニックス」 騙るフィッシングサイト例

Microsoft SmartScreen フィルター の機能は、マイクロソフトが管理する危険な URL データベースに照会するブラックリスト方式になっていて、未知のフィッシング詐欺サイトでは効果がありません。

もし、フィッシング詐欺サイトやウイルス配布サイトと確信できる危険な Web サイトを Microsoft Edge がブロックしてくれないなら、ブラウザから数分の通報作業でマイクロソフトへ報告することができます。


危険な Web サイトをマイクロソフトに報告する 4 ステップ

Edge ブラウザから気軽に匿名で通報できます。

  • 自分のEメールアドレスや氏名を送信する場面はない
  • 英語や日本語でマイクロソフトの社員とやり取りする場面はない

【1】

Microsoft Edge ブラウザの画面右上に表示されている3点マーク → [❓ ヘルプとフィードバック] → [⚠️ 安全でないサイトを報告する] をポチッとな


【2】

マイクロソフトへ通報する入力フォームが表示されます。

マイクロソフトに危険なフィッシングサイトやウイルスサイトを通報する報告フォーム
危険な Web サイトをマイクロソフトへ報告する入力フォーム

オプションの 「このサイトはフィッシング詐欺サイトであると考えられます」 、あるいは 「この Web サイトには悪意のあるソフトウェアが含まれていると考えられます にチェックマークを入れます。

【通報フォーム 表示パターン 1】
Web サイトの報告
報告する Web サイト: [URL]
□ このサイトはフィッシング詐欺サイトであると考えられます
□ この Web サイトには悪意のあるソフトウェアが含まれていると考えられます
【通報フォーム 表示パターン 2】
Web サイトの報告
報告する Web サイト: [URL]
○ この Web サイトは安全です
○ この Web サイトは安全ではないと考えられます

さらに、[Web サイトで使用されている言語] では、自分が話す言語ではなく、マイクロソフトに報告する危険な Web サイトで使用されている言語を選びます。


【3】

一連の報告作業の中で もっとも面倒くさい場面 かも?

ボット (機械的なプログラム) ではなく生身の人間による正当な報告であると証明する CAPTCHA 認証で、グニャっとした英数字の文字列を読み取り入力します。

アルファベット大文字・小文字の区別なし


【4】

[送信] ボタンをポチッとな!

「フィードバックをお送りいただき、ありがとうございました」 と表示されて無事にマイクロソフトへ通報完了です。


危険な Web サイト報告から即ブロックではなし

マイクロソフトに報告したからといって、Microsoft SmartScreen フィルターで即ブロックではありません。

それこそ、問題のない健全な Web サイトを狙ってマイクロソフトに虚偽の通報を行い運営妨害といった嫌がらせが実現されてしまわないよう、何かしらマイクロソフトの判断を経て対応されるはずです。

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