通用しないウイルス対策・セキュリティ神話 6つ


 いまだに信じている人がいると思われるパソコンのウイルス対策・セキュリティの神話を独断と偏見でピックアップ~! イメージ 1


怪しいサイトやエロサイトに行かなければウイルスに感染しない


 ウイルスに感染するのは心が汚れた人間だけだと思い込んでるタイプ。騒動となった「ガンブラー」(Gumblar)を見れば、一般の正規サイト(公的機関/企業/個人)が改ざんされウイルス散布サイトへと変貌する事例が頻発しとります。


 お気に入り(ブックマーク)に登録してあるホームページが明日も安全なサイトであるという保障は必ずしもないのが実情。 イメージ 2


セキュリティソフトを導入しているからウイルスに感染しない


 セキュリティソフトは全知全能の神様か何かだと勘違いしてるタイプ。セキュリティソフトは未来なぞ予言できなんので、常に新しく登場するウイルスに必ずしも対抗できてない。ウイルスが出現してからセキュリティソフトが対応するまでの数日間はどうにもならないことに。セキュリティソフトはウイルス感染率を下げる効果があるだけで、完璧に感染を防ぐことはムリ。


 ウイルス攻撃者もそこんところを分かっていて、対応が追いつけないよう尋常ではない量(1日に数万種)のウイルスを投入することで、セキュリティ会社が日々更新してるウイルス定義での対応数を上回ってしまったん。 イメージ 3


「Windows Update」をちゃんとしているからウイルスに感染しない


 Windows Updateは重要な対策の1つだけれど、これがすべてではない。マイクロソフト関連プログラム(OS、Internet Explorer、Officeなど)を最新にするだけ。パソコンには当然ながらマイクロソフト以外の会社が開発したプログラムも含まれてるので、そこは何も対処してくれない。


Internet Explorer以外のブラウザ(Firefox/Chrome/Opera)を使ってるからウイルスに感染しない


 「IEブラウザは危険だっ!」という情報を真に受け勘違いしてるタイプ。使ってるブラウザの種類はウイルス感染ターゲットと何ら関係ない。どんだけブラウザが最新版であっても、ウイルス感染手段として悪用されるプログラムに穴があるとダメダメ。


 ちなみに、この手の悪用率No.1はPDFビューアー「Adobe Reader」なのでブラウザの種類は無関係ということになるん。2010年は「Java」の悪用が増える恐れ!


ウイルスに感染するとパソコンが動作がおかしくなる(遅くなる)のですぐに分かる


 平和ボケタイプ。昔は悪戯・技術誇示がウイルス攻撃の目的。ところが、今はターゲットを選ばない”お金”目的。裏世界ではウイルスが売買され、ウイルスによって盗まれた情報を売るマーケットも存在し・・・。


 ウイルスに感染させることに成功しても、パソコンが目に見えておかしくなるようでは、悪徳行為が遂行できない。となると、裏でひっそり常駐し任務を遂行する。パソコンが乗っ取られ、”知らずにウイルスを飼ってる”状態のものが日本でも推計で数十万台あるそうで。パソコンの性能が飛躍的にアップしたことで、逆に裏で変なものが動いていても気づかないことも。


今までウイルスに感染したことがないから今後も感染しない


 まったく根拠がない意味不明タイプ。ウイルス攻撃者は過去の感染暦ナゾ知りようがなく、特に狙われるWindowsパソコンは全ユーザーがターゲット。今まで病気になったことがないので今後も病気にならない、というのと同じで、未来は誰にも分からん。 イメージ 4


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