PDF文書を開いただけで任意の実行ファイルを起動できる危ない仕様

ナンと!

PDFの機能を利用してコードが実行可能に 研究者が公表 - ITmedia

「ファイルを開くだけでプログラム実行の恐れ」、PDFの危険な仕様 - 日経パソコン

任意のプログラムを起動できる機能がPDFフォーマットそのものに実装されてるそうで、エフセキュアのブログにはPDFファイルの動作を確認できるサンプルファイルも入手できます。

PDFとはプロブレマティック・ドキュメント・フォーマットの略なのか? - エフセキュア
http://blog.f-secure.jp/archives/50382769.html

今回のPDFファイルのサンプルを公開したブログ記事によれば、Adobe Reader の場合は起動させるファイルパス(「~ \system32\cmd.exe」という感じ)を提示した警告ダイアログが表示されるものの、そのメッセージを改ざんできてしまうそう。


たとえば、『このPDFドキュメント内の暗号化されたメッセージを表示するには「次回以降はこのメッセージを表示しない」を選びOKボタンを押してください』といったウソの誘導メッセージでユーザーの心を操って警告ダイアログの壁を突破することか可能だとか。



[追記...]

Adobe Reader の脆弱性 CVE-2010-1240 として最新版で修正されたみたい。

Adobe - Security Bulletins: APSB10-15 - Security updates available for Adobe Reader and Acrobat
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb10-15.html
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