Googleウェブマスターツールで自動改ざんチェック


 自分のホームページが改ざんされ、ページ内に不正なデータが埋め込まれる事例が多発してます。ページにアクセスしてきた人にウイルスを感染させてしまうような状況。2009年から「ガンブラー」(Gumblar)を始めとして大騒ぎです。 イメージ 1


 そんなわけで、自動のサイト改ざんチェックサービスがあればいいんですが、多くは企業サイト向けの有償モノ。・・・なんですが、唯一完全無料のものがあります。それは検索エンジンGoogle(グーグル)が提供してるサイト管理ツール「Googleウェブマスターツール」です。


 Googleウェブマスターツールは、自分のホームページがGoogle検索にどういう感じで登録されてるかなんかを提供してくれる無料サービスです。(詳しくはスタートガイド


 このサービスの中で、診断という項目に「マルウェア」というのがあり、仮に不正なコードが確認された場合はここに提示されます。また、登録メールアドレスにも通知が行くようにもなってます。


 ちなみに、不正なコードが確認されたホームページは、見かけたことがある人もいると思いますが、Google検索結果に『このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。』という警告が表示されアクセスできなくなります。
 これはGoogleセーフブラウジングという機能で、ブラウザのFirefoxやChromeにも実装されてます。(ちなみに、Yahoo!検索にはこういう機能はまったくない)


Googleはセキュリティ企業じゃないよーな・・・?
 Googleは検索エンジンを提供してるアメリカの会社で、別にウイルス対策ソフトを売ったりはしてません。なぜにこんなウイルス関連の機能を提供してるん?


 答えは、Googleは世界中のホームページを巡回するプログラム(”Googlebot”という)を走らせてるからです。その巡回した結果をGoogle検索として世界中の検索ユーザーに提供してるんですが、ついでに不正なデータが埋めこまれてないか、ウイルスを配布してないか、もチェックしてるんですな。


 ただ、Googleウェブマスターツールの改ざんチェックは、24時間休まずに調べてるわけではないので、リアルタイムの結果ではありません。警告が出たら、改ざんされて数日経過してることになります。



  1. Googleアカウントを取得 (無料)

  2. ウェブマスターツールにホームページを登録

  3. 登録したホームページの管理者かどうか調べるサイト認証

★ そもそも改ざんされる以前にパソコンのウイルス感染を防ぐ!
  ⇒ ガンブラーウイルス対策 
★ 改ざん被害を受けた場合の対処方法をいろいろと!
  ⇒ 「攻撃サイトとして報告されてます!」 サイト改ざん復旧方法