Operaブラウザの新バージョンが、無料ウイルス対策でおなじみなチェコのセキュリティ企業AVG Technologiesが提供しとる「AVG Web Threat Data Feed」というのを採用したんだそうな。
・ Opera 10.6は速いだけじゃない! AVGマルウェアプロテクトも搭載 (ライフハッカー)
・ Opera、初のWebM対応ブラウザ「Opera 10.60」の正式版をリリース (ITmedia)
いったいどんなものかいなぁー、ということで公式サイトのページをチェック! (テキトー簡訳)
我々は悪意のあるサイトの訪問からユーザを守るため、パートナー製品に統合することが可能なAVGの脅威データを提供します。「AVG Web Threat Data Feed」は悪意のあるURL情報をリアルタイムで提供します。
そのデータフィードには、検出されたマルウェアや関連するリスクの情報を含んでいて、マルウェアを広げるサイトと同様に、マルウェア攻撃やルートキットやベクトルのような最新の脅威の可視性を約束するでしょう。
ブラックリスト形式のURLフィルタリングというシロモノで、OperaはもともとHaute Secureってところのものを採用してたみたいですが乗り換え。フィッシング対策はPhisTankとNetcraftが従来どおり。
他のブラウザだと、「Firefox」&「Chrome」はGoogleセーフブラウジングを採用してます。
話が脱線するけど、Googleはセキュリティ企業でもないのに、セーフブラウジング機能は検出精度や反映スピードが極めて高いです。はっきし言って、専業のシマンテック(セーブウェブ)やトレンドマイクロ(Webレビュテーション)より抜きん出てます。情報収集目的のGooglebotクローラーが世界中のページを巡回しまくってる結果なんですな。
Operaも「ホームページからのウイルス感染攻撃」のターゲットにちゃんと含まれてます。基本的に突かれる脆弱性は、ガンブラー(Gumblar)の改ざん攻撃でも採用されてるサードパーティ製「Adobe Reader」「Java」「Flash Player」の3つ。
あとは、いちおうOpera固有のものだと、大分古いtelnet URIの脆弱性(CAN-2004-0473)が用意されてる場合もあります。
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