ネット広告会社が広告ならぬ「Security Tool」を”配信”! 広告を掲載していた有名サイトが多数陥落しウイルス散布


 ネット広告会社マイクロアド(MicroAd)が提供してた一部の広告サーバーがハッキングされ、悪意のある不正なコードが挿入されたそうな。で、このマイクロアド(MicroAd)の広告を採用してた多くの有名サイトが不正なプログラムを訪問者に感染させてしまう大騒動に・・・。 イメージ 1


弊社サービスの改ざんに関するお詫びとご報告 (マイクロアド)
マイクロアドの広告サーバに攻撃、毎日jpやImpress Watchなど100サイト閲覧者にマルウェア感染の疑い (ITmedia)
不正プログラム:毎日jpなど障害 広告配信会社への不正アクセス原因‎ (毎日新聞)


 感染した不正なプログラムは、偽ウイルス対策ソフト・偽セキュリティソフトとして知られる「Security Tool」。


 ”セキュリティ・ツール”となってはいるけれどこれは完全な嘘。水色っぽいウィンドウ色で、デタラメなウイルス感染警告をどんどこ表示し、他のありとあらゆる操作・駆除を激しく妨害、対処したけりゃ金(クレジットカードの情報)を出せっ!、と日本語で脅すシロモノ。


 「Security Tool」がWindowsパソコンに強制的に感染されてしまった原因は、ドライブバイ・ダウンロードの対策を行なっていなかったため。大騒ぎになった正規サイトの改ざん騒動「ガンブラー」(Gumblar)と同じです。 イメージ 2