SophosがMacユーザーのウイルス検出状況を公表 無料ウイルス対策ソフトから判明

企業向けセキュリティソフトを手掛けているSophos(ソフォス)が、今月初めに公開した家庭のMacユーザー向けウイルス対策ソフト
 
Sophos Anti-Virus for Mac
(ソフォス アンチウイルス for Mac)
 
のウイルス検出状況を公開してます。


無料ウイルス対策ソフトを公開してから約15万のユーザーと約2週間分のデータで、脅威レポート全体5万種の中から検出上位ランキングが紹介されてます。
 
全19種
○ Windows向けウイルス ... 17種
○ Mac OS向けウイルス ... 2種 (検出数ランキングでは上から14番目と16番目)

WindowsユーザーをターゲットにJavaの脆弱性を悪用するファイルたち

Windows向けウイルスの検出名の中で
 
「Mal/Java**-*」「Troj/Java**-*」「Troj/ByteVer」の14種
 
の数が特に目立つけれど、これらはすべて Java の脆弱性(ぜいじゃくせい)を悪用する不正なJARファイルになります。
 
これはWindowsパソコンをターゲットにブラウザ経由でウイルスを強制的にインストールさせる攻撃で使われるものです。

Mac OS Xがターゲットとなってるウイルスは2種(OSX/Jahlav-C、OSX/DnsCha-E)で、これ以外は当然ながらMacマシンにとって無害です。
 
ここから分かるのは、Windowsパソコンをターゲットにした不正なページをMacユーザーも読み込まされてしまってることですか。
 
その影響で、Windowsパソコンでは有害となるファイルをMacもブラウザのキャッシュに保持してるみたい。 (保持していても実害なし、それがWindowsに伝染することもない)