AV-Comparatives - セキュリティソフト ウイルス検出比較テスト (ヒューリスティック・ジェネリック検知)


 セキュリティソフトを比較調査する機関の1つ「AV-Comparatives」から”プロアクティブテスト”(2010年11月)の情報が発表されとりますな。通常のウイルス定義データによる検出ではなく、いわゆるヒューリスティック検出・ジェネリック検出の機能を評価した比較となります。検出率が5~6割と大分低めのはこのため~。 イメージ 1


 ウイルス出現数は1日に数万種ぐらいの超大量投入状態で、セキュリティ会社は後手後手でもう対応が追い付いてません。定義データにはのってないウイルスを検知するヒューリスティック検出・ジェネリック検出のテストです。製品全体の性能を示してるわけでないので注意!



  1. G Data ... 62% ★★★

  2. Panda Security ... 61% ★★

  3. Avira ... 59% ★★★
    Kaspersky ... 59% ★★

  4. Sophos ... 58% ★★★

  5. ESET ... 56% ★★★
    F-Secure ... 56% ★★★

  6. BitDefender ... 54% ★★★

  7. Microsoft ... 52% ★★★

  8. Symantec(Norton) ...51%  ★★★

  9. K7 Computing ... 50% ★★

  10. avast! ... 43% ★★

  11. PC Tools ... 37% ★★

 50%以上の検出で星3つだけど、ウイルス誤検知数が多め(15以上)だったKaspersky、Panda Security、K7 Computing(ウイルスセキュリティ)は1ランク下げ。


 あと、この中に含まれてないAVG、Kingsoft、McAfee、Trend Micro(ウイルスバスター)はネット接続前提で判断を仰ぐ機能(いわゆるクラウド技術ですな)があるので、純粋なローカルでのヒューリスティック検出・ジェネリック検出の性能を調査する今回のテストでは、AV-Comparativesによりパス扱いになってます。


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AV-Comparatives ... 第三者評価機関のウイルス検出率