セキュリティソフト ウイルス検出率ランキング [ヒューリィステック検出] (2011年2月)
セキュリティソフト比較の第三者機関の1つAV-Comparativesより「Restrospective Test」が発表されてます。未知の新種ウイルスを検出するテストですな。今やウイルスは毎日5~6万種ぐらい投入され、数が多すぎて純粋なウイルス定義データによる検出対応はもう間に合ってない現実があるんで、ウイルススキャンエンジンそのものの性能評価となるわけですな~。
具体的なテスト内容は、2011年2月22日時点でのセキュリティソフト・ウイルス対策ソフト12種の最新アップデートを適用させて、23日から3月3日までに投入されたウイルスファイルの検出or未検出の単純な有無を調べたものだそうな。セキュリティソフトは後手後手対応が基本なので、たいーぶ低めな検出率となっとりますな。
注意点として、これは製品全体の性能評価ではないです。ウイルスを実行させてないので仮に起動された後の不審な挙動で判定する振る舞い(ビヘイビア)検出とか、ネット接続なし環境ということでクラウドセキュリティ機能とかがまったく反映されてない結果なん。
■ ヒューリィステック検出によるウイルス検出率ランキング:
- G Data 61% ★★
- ESET NOD32 Antivirus 59% ★★
Avira AntiVir Premium ★★★ - Kaspersky Anti-Virus 55% ★★★
- Panda AntiVirus Pro 52% ★★
----- - TrustPort 38% ★★
- Microsoft Security Essentials 36% ★★
- F-Secure 35% ★★
BitDefender ★★ - Qihoo 360 34%
eScan ★★ - Sophos 23% ★
んで、問題ないファイル群をウイルスと誤って判定してしまう誤検出のテストもやって、星マークが総合評価となってます。検出率は高かったものの誤検出が15以上あったG Data、ESET、Panda Securityは1ランク下げとなってます。
ちなみに、AV-Comparativesテストに参加してる、avast!、AVG、K7 Computing(=ソースネクスト ウイルスセキュリティ)、マカフィー、PC Tools、シマンテック ノートン、トレンドマイクロ ウイルスバスター、Webrootは今回テストなし。