無害なPDF文書を表示し感染を偽装するMac用ウイルス (OSX/Revir)

セキュリティ会社エフセキュア(F-Secure)がオンラインスキャンサイトVirusTotal上にアップロードされていた不正なMac用ファイル「OSX/Revir」を見つけたそうな。
 
このウイルスを仮に実行してしまうと、別のバックドア型ウイルス「OSX/Imuler」をダウンロードしてきて感染させる以外に、中国語の文章が書かれてある無害なPDFファイルを投下し表示する表向きの動きがあるそうで。

あくまでVirusTotal上で見つかったファイルなので出所が不明。
 
開発途中段階のコンセプト的な感じとのことで、ウイルス製作者自らがセキュリティソフトの対応状況を知りたいがためアップロードした可能性もあるとか。
 
現在のところまったく蔓延してることが確認できず脅威は低。

ちなみに、Macの脅威は7月に見つかった偽Flash Playerウイルス以来。秒レベルなWindowsと比較して、ウイルス投入スパンがさっぱりなMacは平和なもんです。 イメージ 1





[追記1...]

PDF文章の表示ではなく、無害な画像ファイル(JPEG)を表示する亜種もあるそうで。(エフセキュア「Trojan-Dropper:OSX/Revir.B」)

[追記2...]


  • MacOS:Revir (avast!)

  • MacOSX.Revir-1 (ClamAV)

  • OSX/Revir.A (ESET)

  • OSX/Revir (McAfee)

  • TrojanDropper:MacOS_X/Revir.A (Microsoft)

  • OSX_REVIR.A (Trend Micro)