本を売るならブックオフの公式サイトで偽パソコン診断ツール型ウイルスに強制感染!?


 ブックオフ(bookoff.co.jp)の公式サイトが改ざんされ、アクセスしてきたユーザーにウイルスを散布してしまったとのこと。怪しい危険なサイトでも何でもない企業が運営してる正規サイトが殺られるのは、ガンブラー改ざん騒動やマイクロアド広告改ざん事件でおなじみです。 イメージ 1
BOOKOFFからのお知らせ | 当社ホームページ改ざんに関するお詫びとお知らせ
ブックオフのウェブサイトが改ざん、閲覧でウイルス感染のおそれ (Security NEXT)


 今回ブックオフ経由で”配信”されてしまったウイルスは、「System Restore」という名前のパソコン診断ツール風な詐欺プログラム型ウイルス。ハードディスクに深刻なトラブルが起こったとして、「Hard drive inaccessibility - System errors and failures」「Critical Hard Disk Drive Error」「System Restore detected a bad sector on your hard disk drive」なるデタラメなウソのエラー情報を示し、そのトラブルを信用させるためデスクトップやスタートメニューのファイル・フォルダが全消滅するニセ演出も行なわれます。実際には、ハードディスクには何も問題は起こっておらず、表面上見えなくするため隠しファイル・隠しフォルダに切り替えされただけ。


 この深刻な問題(実際にはウソですが)を解決できるとする”有償製品”をクレジットカードで購入させるのが目的です。また、この詐欺ソフトはウイルス感染アフィリエイト用のヤミ商品なので、攻撃者は1パソコンに単にインストール(感染)させるだけで報酬金をGet!できます。 イメージ 2


感染被害を受けたのは未対策なダメダメパソコンだけ
 このウイルス対策を事前にちゃんとすませてあるパソコンであれば、「System Restore」ウイルスが勝手にインストールされてしまう状況は100%起こりませんでした~♪ マイクロソフトの10月19日付のブログでも注意を促してますな。 イメージ 3
ソフトウェアは最新に!! - セキュリティ インテリジェンスレポート 第11版 (マイクロソフト 日本のセキュリティチーム)



「ソフトウェアを最新に保つ」という基本的な対応が非常に重要だということです。ソフトウェアのセキュリティ更新プログラムは確実に適用する、また可能な限り最新のバージョンのソフトウェアを使用することで、PC 利用の安全性は飛躍的に向上します。

これは、Windows 上で動作するサードパーティ製品についても同じことが言えます。2011 年上半期の傾向では、Java また Adobe Reader / Flash の脆弱性を狙った悪用が増えてきています。 (・・・以下略)





[追記...]
 お詫び文章だして対処済みとあるけど、まだやられてるっぽいのでリンク削除。