セキュリティソフトの第三者評価機関AV-Comparativesより、新種・未知のウイルスのジェネリック検出/ヒューリィステック検出の比較テスト「Retrospective/Proactive Test」が発表されました。

 単純なファイルスキャンの結果で製品全体の性能じゃないので注意。製品全体の機能フル動員によるウイルス感染阻止テストは別枠で行なわれてます。全12種、赤文字はフリーソフト。


  1. Qihoo 360 (BitDefenderエンジン) 67.6% ★★

  2. G Data (BitDefender+avast!エンジン) 64.0% ★★★

  3. Avira AntiVir Personal 62.4% ★★★

  4. ESET NOD32 Antivirus 61.6% ★★★

  5. Trustport (AVG+BitDefenderエンジン) 61.3% ★★

  6. Kaspersky Anti-Virus 60.1% ★★★

  7. F-Secure (BitDefender+自前エンジン) 57.5% ★★★

  8. BitDefender 57.2% ★★★

  9. eScan (BitDefenderエンジン) 56.9% ★★
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  10. Microsoft Security Essentials 48.7% ★★

  11. avast! Free Antivirus 46.1% ★★

  12. Panda Cloud Antivirus 41.4% ★★

 AVG、K7 Computing(ウイルスセキュリティ)、McAfee、PC Tools、Sophos、Symantec(ノートン)、Trend Micro(ウイルスバスター)、Webrootは今回なし。年に2回行われるので今年前半のテストはこちら

 総合評価は★3つが「Advanced+」、★2つが「Advanced」。Qihoo/Trustport/eScanは、ウイルス誤検出が15件以上あったためランク下げ。★1つと★なしのセキュリティソフトは今回ありませんでした。セキュリティソフトはエスパーじゃないので、未知のものとなると全体的に低検出率ですね。 イメージ 1

 日本の改ざんされてる一般サイトから回収してきた3時間前のホヤホヤ偽セキュリティソフトSecurity Sphere 2012の検体。感染報酬金をどんどんGet!するため、検知されないよう検体をものすごい勢いで回してます。純粋なウイルス定義データでの対応は、もうウイルス投入数が激しすぎて破綻してます。セキュリティソフトを過剰に過信しすぎると痛い目に・・・。 イメージ 2


www.virustotal.com/file-scan/report.html?id=c25ed5e0d865d3b543c05f2b5486b6ac25abd5bdd47e77c20d5742206e1c928f-1321798606