セキュリティソフト製品全体比較テスト2011年8-11月 (AV-Comparatives)
第三者評価機関AV-Comparativesより、セキュリティソフトの総合的なウイルス感染阻止比較「Whole Product Dynamic "Real World" Protection Test」が発表されとります。ちなみに、2011年前半(3-6月分)のテスト結果はコチラ!
ウイルス投入数が多すぎて検出対応がすでに破綻してるウイルス定義データの検出率の調査でなくって、悪意のあるURLブロック、ビヘイビア検知/HIPS、クラウドセキュリティ、レピュテーション検知なんてのな形の製品全体の機能を全フル動員してのウイルス感染阻止調査となります。
テスト環境は最新のWindows XP SP3ですが、「Flash Player 10.1」「Adobe Acrobat 8.0」「Java 6 Update 14」がインストールされてる形。この3つだけでもうウイルス大歓迎状態のダメダメパソコンであることが分かりますな。が、こんな欠陥パソコンを使うダメユーザーが現にいて・・・
- 99.5% Symantec (シマンテック・ノートン) ★★★
- 99.4% BitDefender (ビットディフェンダー) ★★★
- 99.1% Kaspersky (カスペルスキー) ★★★
- 98.9% Qihoo [BitDefenderエンジン] ★★★
- 98.8% Trend Micro (トレンドマイクロ・ウイルスバスター) ★★
F-Secure (エフセキュア) [BitDefender+自前エンジン] ★★★
G Data (ジーデータ) [BitDefender+avast!エンジン] ★★★ - 98.2% Avira (アビラ) ★★
----- - 97.4% Panda (パンダ) ★★
- 97.3% ESET (イーセット) ★★
- 97.1% AVG (エーブイジー) ★★
- 96.7% McAfee (マカフィー) ★★
- 96.5% K7 (=ウイルスセキュリティ) ★
----- - 95.4% Sophos (ソフォス) ★
- 95.3% PC Tools
- 95.1% avast! (アバスト) ★
- 93.6% Webroot [Sophosエンジン]
テストされたセキュリティソフトは、無料の「avast! Free Antivirus」「Panda Cloud Antivirus Free」以外はすべて有償の最上位製品。一般向け上位製品がないベーシックなウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」(MSE)はなし。
総合評価は、★3つでAdvanced+、★2つでAdvanced、★1つでStandard。誤検出が全体平均値より多かったTrend Micro、Avira、K7、PC Tools、Webrootが1ランク下げの扱いとなってます。
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