Attentive Antivirus偽セキュリティソフト ウイルス感染経路原因と無料対策は?


今週はじめあたりに、偽セキュリティソフト Attentive Antivirus (アテンティブアンチウイルス) が投入されました。


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Attentive Antivirus は System Care Antivirus(システムケアアンチウイルス) の流れを汲む Rogue:Win32/Winwebsec マルウェアファミリーの腹違い兄弟で、2ヶ月前の System Doctor 2014(システムドクター2014) の名前や外観デザインをすげ替えたバージョンになります。


System Doctor 2014 ウイルスの時にはたぶんなかった挙動???


http://i39.tinypic.com/2vulnrl.png


『警告! explorer.exe アプリケーションに Trojan:JS/Febipos ウイルスに似た振る舞いをする怪しい動きを検知したぞ。あなたのパソコンから下の写真を引っこ抜こうとしてるっ』


ってな、感染パソコンのハードディスク(ピクチャフォルダの?)に実際に存在する画像ファイルの2つを提示してビビらせて、アクティベートを迫るポップアップ通知が表示されました。


マイクロソフトのウイルス検出名で「Trojan:JS/Febipos.A」ってのは、いちおう実在するみたいで。 イメージ 1



Attentive Antivirus ウイルスの感染手口は定番のドライブバイ・ダウンロード攻撃


Attentive Antivirus ウイルスは下のバージョン管理状況でもって感染するかどうかが決定されます。



  1. Java ← ウイルス感染経路 第1位

  2. Adobe Reader ← ウイルス感染経路 第2位

  3. Flash Player

  4. Windows Update

今年1~7月に3億6千万円の被害としてニュースになってるネット銀行の不正送金ウイルスや、米国の国土安全保障省だのFBIを名乗ってパソコンをロックする身代金脅迫ランサムウェアも、感染手口は同じです。


こういうセキュリティソフトが導入されてても、肝心のウイルス感染経路がまったくふさがらんので、サイトの閲覧でウイルス感染を回避するする無料対策が大事です。 イメージ 2