最終更新日 2015年12月1日

Webroot SecureAnywhere削除アンインストール方法 評価は誤検出クラウド

イメージ 4

米国のセキュリティ会社 Webroot(ウェブルート) が提供する Windows 向け有償セキュリティソフトの簡単な紹介です。

Webroot SecureAnywhere
(ウェブルート・セキュアエニーウェア)

SecureAnywhere の導入経緯と誤検出

もともと SecureAnywhere を使おうと思っていたワケではありません。

海外系フリーソフトで使われてることもある 広告インストーラダウンロード配布サイト例) を調べていて、そのインストール画面に SecureAnywhere をオススメする同時導入提案が表示されたのです。

イメージ 1
広告インストーラに提示された Webroot 導入提案

いい機会なので、SecureAnywhere のお試し導入して、このブログ記事で評価を書くキッカケになりました。

ちなみに、このような確認場面で Windows ユーザーさんが 右下ボタン(=同意) をポチッと押すと、Webroot SecureAnywhere が 勝手にではなく インストールされます。 <同意したらどうにもならん

なお、SecureAnywhere は有償のセキュリティ製品なので、今回のライセンス形式は 15日間の無料体験版 という形で導入されました。  


SecureAnywhere スキャンで誤検出!?

Webroot SecureAnywhere をさっそく使って、手元の Windows PC のウイルススキャンを実行してみました。

すると、何と 3件の脅威を検出 しました。 <うへぇ~

イメージ 2
識別された脅威としてウイルスを3件検出?

…んがっ、その3件中2件(W32.Malware.Gen)の検出については、明らかに無害なファイルを誤って脅威と判定した 誤検出 です。 <オイー

  • MDScan.dll
    フリーソフトに最初から含まれてるDLLファイル 【誤検出】

  • u3pScreenSaver.ppp
    PC にプリインストールされてた Corel Digital Studio に最初から含まれてる実行ファイル  【誤検出】

  • winrar.exe
    有名なアーカイバソフト WinRAR の名前を悪用した偽インストーラ
    Webroot SecureAnywhere 無料体験版をインストールするキッカケとなった広告インストーラの実行ファイル (脅威と判定して問題なし)

2つの無害なファイルは、オンラインスキャンサイト VirusTotal にアップロードしても 《0/52》 という脅威判定なので、なぜ脅威と判定するかは不明です。

Webroot SecureAnywhere の評価はどんなもんでしょ?

【無害なファイルが脅威に? Webroot誤検出の事例】
http://zigsow.jp/review/398/290215
http://kaze.blog.eonet.jp/default/2015/12/post-1d5b.html

Wikipedia に第三者機関による Webroot SecureAnywhere の評価レビューに触れてあり、軽量な動作パフォーマンスやウイルス検出率の高さ の一方、誤検出の酷さ について指摘が挙がってるのでした。

> https://en.wikipedia.org/wiki/Webroot


スキャンエンジンはクラウド型

SecureAnywhere は、2010年に Webroot 社が企業買収した Prevx なる日本ではマイナーなウイルススキャンエンジンを採用してます。

これはウイルス定義データが Windows PC 内に存在せず、 Webroot社 のサーバー上に存在する クラウド検出 タイプのセキュリティソフトです。

利用にはインターネット接続が必須となるようです。

SecureAnywhere アンインストール削除方法

このブログ記事を書いてる時点で、Webroot の公式サイト内に SecureAnywhere をアンインストールする削除方法を解説ページが見つかりません。 


【1】

Windows の タスクトレイ にある SecureAnywhere アイコン上で右クリック → メニューから [保護をシャットダウン] をポチッとな


【2】

Windows の コントロールパネル にある 「プログラムと機能」 を開いて 「Webroot SecureAnywhere」(発行元 Webroot) の項目をアンインストールするっとな


【3】

Windows パソコンを再起動するっとな


 
<2015年12月 追記...>

このブログ記事のコメント欄にて、「プログラムと機能」 に Webroot の項目がサッパリ見つからないとのこと。

手元で SecureAnywhere の体験版を改めて導入して確認してみたけど、Webroot の項目はちゃんと作成されました。

イメージ 3

Webroot の英語フォーラムにて、SecureAnywhere の手動アンインストールする方法を解説してるページを見つけました。

> https://community.webroot.com/t5/Webroot-SecureAnywhere-Antivirus/uninstall-webroot/td-p/212602

Windows を セーフモード で起動して、スタートメニューの [ファイル名を指定して実行...] から、次のパラメータを入力する方法が紹介されてます。

"C:\Program Files\Webroot\WRSA.exe" –uninstall

※ 実行ファイル WRSA.exe が存在する場所に合わせて、ファイルパスのパラメータは変更する必要アリ