XPフォーエバーが紹介するナゾのウイルス感染経路 H画像? H動画?
 
XPフォーエバー」というソフトウェア製品の公式サイトにて『ウイルスの主要な感染経路』というのが掲載されてました。
 
問題となるのは【実行型】とその進化型である【データ型】の2つです。
 
【データ型】
現在の代表的なウィルスです。
webのH画像、H動画に仕込まれています。
再生すると感染するタイプです。
 
このような斬新な手口は始めて聞きます。 <仕込まれてるWebサイトは具体的にどこなのか気になる…
  1. 画像ファイルを開いてウイルス感染!?
  2. 動画ファイルを再生してウイルス感染!? 
どちらも流行ってる手口ではないので、”代表的”であるはずがないです。

ファイルの種類を誤認させて感染させる手口

たとえば、下のような手法でユーザーに誤認させてウイルス・マルウェアを感染させる手口は存在します。
 
● 日本語表記のアダルトサイトを装ったワンクリック詐欺サイトで、動画ファイルを装うワンクリックウェア(拡張子 *.hta)を配布する
 
● アダルト映像などに見せかけた動画ファイルを装うため、拡張子を偽装したりアイコン画像を変更した実行ファイル(拡張子 *.exe)やスクリーンセーバー(*.scr)を配布する
 
ただ、この場合は上の画像でいうところの【実行型】というタイプに分類されるものでしょう。

ドライブバイ・ダウンロード攻撃のことを指してる?

ソフトウェアに存在する脆弱性を悪用してウイルスを強制的にインストールさせる手口が存在します。
 
具体的に狙われるのは、Java(JRE)Adobe ReaderAdobe Flash Player、Internet Explorer、Silverlight といったものの旧バージョンです。
 
ネットサーフィン中に攻撃を食らえば不正なファイル&コードを読み込まされるけど、このタイミングで「H画像、H動画」といえるファイルは登場しません。
 
XPウイルス感染被害状況報告 PCが乗っ取られる脆弱性の情報
マルウェアとは | Advanced Cyber Threats response InitiatiVE(ACTIVE)
http://www.active.go.jp/malware/