Adobe Shockwave Playerがウイルス感染経路に? 最新版更新やアンインストールも
{{{ 2015年4月 更新 }}}
アドビ・システムズ が提供する無料ブラウザアドオン Adobe Shockwave Player (アドビ ショックウェーブ プレーヤー)。。。 

Shockwave Player はもともと米国のマクロメディア(Macromedia)というところが開発していたもので、2005年にアドビが買収して傘下になった経緯があります。
まず、名前が何か似てて混同されそうな↓2つのソフトはまったく別モノです。
- Adobe Shockwave Player → 必要な場面は少なく限定的
- Adobe Flash Player → ネットサーフィンに欠かせない
YouTube、ニコニコ動画のような動画配信サイトで映像を視聴するのに必要なのは Adobe Flash Player (更新方法)の方になります。 

<追記始め>
YouTube は2015年1月にFlashアドオンではなくブラウザのHTML5プレーヤーがデフォルトの再生手段として切り替わったそう。
<追記終わり>
Adobe Flash Player はネットサーフィンに欠かせないアドオンなので、Windowsパソコンにインストールされてない状況はまずありえないでしょう。 

たとえば、Google Chrome はブラウザに Adobe Flash Player を本体に内蔵する扱いだし、Windows 8/10 の Internet Explorer や Windows 10 の Microsoft Edige も内蔵扱いになったぐらい。 

Adobe Shockwave Player の需要は?
一方で、Adobe Shockwave Player の方はというと…
1990年代半ばまではチュートリアルなどの目的にも使われることが多かったが、後に動作が軽快であるFlashの登場によってその使われ方は非常に少なくなった。 (Wikipedia より)
寂れてしまって、そもそも導入しないといけない場面に出くわしたことがないってのがほとんどのはず。
海外サイトで公開されてるShockwave製ブラウザゲームを遊ぶのに必要とするユーザーさんがいるぐらい? 

Adobe Shockwave Player がウイルス感染経路に!
Shockwave Player の旧バージョンに存在する脆弱性(欠陥)を悪用したウイルス感染攻撃はいちおう過去に確認されてるようです。
ただ、その攻撃手口が今でも賑わってるかというと、Shockwave Player の普及数から見ても、(将来的にも)流行るなんてな状況はもう起こらんでしょう。
【ウイルス感染経路の定番4系統】
● Java (JRE)
● Adobe Flash Player
● Adobe Reader
● Microsoft系 (Windows OS、Internet Explorer、Microsoft Office、Silverlight、Windows Media Player など)
ただ、セキュリティの脆弱性を解消するアップデートは何回か行われてるので、仮にも Shockwave Player を導入してるなら、最新版を利用するのがウイルス対策の基本ですネ。 

【ここ数年の Shockwave Player セキュリティアップデート】2011年 4回
2012年 4回
2013年 5回
2014年 2回
セキュリティソフトが導入されてるところで、Shockwave Player が最新版になることはなく、ウイルス感染経路がふさがらないので注意!
そもそも Shockwave Player がまったく不要であれば、アンインストール(削除)してしまうのもウイルス対策として有効です。
■ Shockwave Playerのアンインストール手順(Windows)
http://www.adobe.com/jp/support/players/ts/documents/pl0097.html
http://www.adobe.com/jp/support/players/ts/documents/pl0097.html