Yahoo!やGoogleの検索結果に偽通販詐欺サイトが普通にヒットする理由
 
詐欺と判断できる偽通販サイトたちが、困ったことに Yahoo! JAPAN や Google といった正規の検索エンジンサービスに普通にヒットすることがあります。
 
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リアルな偽通販サイトの例… 笑撃的な店名「不純物除去」!?
 
それも検索結果のけっこう上位に表示されてるー!
 
● 管理が放置されてるブログのコメント欄に偽通販サイトへ向けたリンクを貼る
● 管理が放置されてるや掲示板から偽通販サイトへ向けたリンクを貼る
● 正規の一般サイトを改ざんし、偽通販サイトへ誘導する不正なページを作成する
 
といった手口で、偽通販サイトが検索エンジンの巡回クローラーに拾われ、それが検索結果に普通に反映されてしまうようです。
 
《検索エンジンに表示される仕組み》
巡回クローラーがリンクを辿ってウェブサイトの情報を収集し、
多くのページからリンクされてるサイトは良いサイトと判断する
 
このような検索エンジンを欺く手口を、検索エンジン業界やセキュリティ用語ではSEOポイズニングなんて呼びます。
 

意に反して偽通販サイトの上位表示を”支援”するリンクも

そしてもう一つ…
 
検索エンジンで上位表示されるのを意に反して”支援”してしまってるリンクが、下のような偽通販サイトの注意促す真っ当なページに貼られまくる実情も見逃せません。
 
> orobianco.dcolle-mensbag.jp/?eid=923392
> blog.goo.ne.jp/yhvhiro/e/795d86f8f17c74c55b90a9477ee4e4ba
> net-de-seikou.com/test/read.php/board/1362298700/
など
 
検索エンジンの巡回クローラーは人間のような感情を持たないので、何の目的でリンクを貼ったのか理解できないので、善悪の判断がつかないばかりか、むしろ”善”として貼られたリンクと判断されてしまい…。
 
ダマサれたユーザーが偽通販サイトの情報をリンク付きで投稿し警告する
 ↓
検索エンジンの巡回クローラーに拾われ、偽通販サイトの露出がより増える
 ↓
新たにダマされたユーザーが偽通販サイトの情報をリンク付きで投稿し警告する
 ↓
多くのリンクを受けてると判断された偽通販サイトの露出がもっと増える
 ↓
(最初に戻って負の無限ループ状態)
 
他のユーザーも被害にあってほしくないという目的のリンクであると理解できるのは、あくまで日本語が読める人間だけ!
URLアドレスを加工してリンクにならないよう投稿する!
偽通販サイトのURLアドレスを紹介する方法を誤ると、偽通販サイトへの誘導を間接的に応援する形になるので、書き方に工夫が必要です。
http://fake-shopping.com → 「:」を大文字に変換
ttp://sagi-shopping.com → 先頭の「h」を故意に削る
waru-shopping.com → 「http://」を故意に削る
● 「http:// ~」のまま投稿しては絶対ダメ! 自動リンクされる場合が多い!
● コメントの投稿フォームにあるURLアドレス用の入力ボックスを使っちゃダメ!

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