初回投稿 2014年6月15日
最終更新 2018年5月5日
【危険】DriverUpdate詐欺広告ヤバい Slimwareドライバ更新の評価は不要?
米国の Slimware Utilities, Inc(スリムウェア・ユーティリティズ) なる開発元で、次のような名前の Windows PC 向け 迷惑ソフト にご注意ください。 

- Slimware DriverUpdate
- Slimware Driver Update
(スリムウェア・ドライバアップデート) - SlimDrivers
この Slimware Utilities とは、普通に企業名です。 


- ブラウザのホームページを変更するブラウザハイジャッカーでも有名になった Ask.com で名を馳せた Mindspark Interactive Network が、2014年に Slimware Utilities を買収する
- Mindspark Interactive Network は後に米ネットメディア IAC/InterActiveCorp に買収されて、Slimware Utilities は IAC/InterActiveCorp の傘下に納まる
怪しい Slimware 詐欺広告の例
Windows PC のドライバ更新が必要だっ!
そんな名目で、使用している Windows PC が危険な状態に陥ってるかのよう、目にしたユーザーを誤認させてクリックを誘う怪しい バナー広告 の画像がコチラ! 


DriverUpdate のダウンロードを誘う詐欺広告
Windowsドライバーの更新 注意: 更新が4つあります 今すぐ更新 推奨ダウンロード 推奨ダウンロード Windowsドライバーの更新 ドライバーをダウンロード 無題な濃いログ Windowsドライバーを更新 Windows対応 無料 詳細はここをクリックしてください ドライバーをダウンロード Windows Driver Update(推奨) お使いのPCを最新のWindowsドライバーで更新 2分以下でダウンロード 今すぐ更新開始
この正体はデタラメな偽警告の画像にすぎず、パソコンの状態を診断した結果が反映されているワケではありません。
また、一般サイト上に広く設置されている Google 配信の 「Ads by Google」 でも、DriverUpdate の導入を誘う広告コンテンツが配信されているのを目撃しています。 


DriverUpdate バナー広告
紛らわしい [ダウンロードの開始] ボタンが危険!

「ウィンドウズ更新」 と称して DriverUpdate 広告
宣伝広告は対処方法も何もなく 真に受けないで無視 すりゃイイだけです。 (→ 広告ブロック対策)
■ 広告インストーラからも?
この手のソフト DriverUpdate は 広告インストーラ にて同時導入提案が表示されて、右下ボタン(=同意)をポチッと押すと、勝手にではなく インストールされるパターンも想定されます。
提示されてる情報をまったく読まずに、目の前のボタンをテキト~にポンポン連打するのは危険です。 

ドライバの更新が必要と思わせる手口
バナー広告の誘導先はどうなってる?
次の画像は DriverUpdate のインストーラ(拡張子 .exe)を配布してる日本語表記の宣伝ページです。

ダウンロードの準備ができました

Windows 7 10 Drivers
WindowsR 7 10 Drivers システムインフォメーション:あなたのコンピュータは現在稼働中です:WindowsR 7 10 DriverUpdate?ユーティリティはお使いのオペレーティングシステムと互換性があります 無題な濃いログ ダウンロードを開始する ダウンロード時間:2分未満 メーカー:Slimware Utilities? 対象:WindowsR 7 10オペレーティングシステム 無題な濃いログ WindowsR 10、8、7、Vista、XPオペレーティングシステムの無料スキャン。プレミアム機能付きの使用許諾は有料です。詳細については、登録プロセスを参照してください。

DriverUpdate のダウンロードページ
Windows 7 10 ドライバー 無題な濃いログ システム情報:お使いのPCは現在Windows 7 10 が動作中です。 DriverUpdateはお使いのOSと互換性があります。DriverUpdateの旧ドライバーまたは現Windows 7 10 ドライバー用ドライバーをスキャンし認識するには、ドライバー更新ユーティリティをダウンロードしてください。お使いのPCをWindows 7 10ドライバー修正ドライバーで更新してください。
DriverUpdate がいきなり勝手にインストールされることはなく、インストーラをダウンロードして起動する作業をユーザー自ら行わないといけません。
素性の知らないウェブサイトで入手した 実行ファイル(拡張子 .exe) を躊躇なく起動するのは、「道に落ちてる食べ物を拾い食い」 するに等しく危険を伴います。 

■ 勝手に強制インストール?
DriveUpdate のインストーラには、海外のオンラインストレージを宣伝する迷惑ソフト MyPCBackup の同時導入提案が表示されました。

拒否せず右下ボタンを押すと勝手にではなく導入
また、迷惑ソフト の1つである SlimCleaner Plus の同時導入提案というパターンも確認しています。

[辞退] せず [同意] ボタンを押してはダメ!
いずれもユーザーの意思で拒否することなく先へ進めた場合に 勝手にではなく インストールされます。
DriverUpdate をインストールすると、ユーザーの不安を煽る警告メッセージを表示して、Slimware DriverUpdate や SlimCleaner Plus の有償版を購入しないといけないような雰囲気にします。 


DriverUpdate 警告メッセージ
『ドライバーの問題をダウンロードまた修復するにはここから始める』 『古いまたは損失』 『**のデバイスドライバーは古くなってるか紛失しています』 『これらの端末ドライバーは問題、システムシャットダウン、ブルースクリーンエラーを日記憶す可能性があります』 『下の”続ける”をクリックし最新のドライバーを登録またはダウンロードするを登録する』 『現在の端末の問題を解決します 新しいドライバーの機能からの特典 これからのシステム問題を防ぐ』 無題な濃いログ
コチラに書き出してる 迷惑ソフト一覧 にもあるように、有償版の購入を誘う販売手法を採用する ドライバ更新確認ツール が DriverUpdateです。
バージョンが古いドライバをたくさん検出した
↓
危険だ! エラーだ! Windows パソコンがヤバイ!
↓
問題を解決するには DriverUpdate のライセンス購入を今すぐどうぞ
ただ、Slimware DriverUpdate は次の脅威には分類されません。
「ウイルス」
「スパイウェア」
「偽セキュリティソフト」
「マルウェア」
DriverUpdate は導入する必要性や価値がないという 迷惑ソフト という評価にしかならず、セキュリティソフトは必ずしも警告する対象にしてないのはそのためです。
■ マイクロソフトやマカフィーは関係なし!
なお、DriverUpdate のダウンロードページ、DriverUpdate のウィンドウ画面では、コレ見よがしに マイクロソフト や マカフィー のロゴマークが掲げられてあります。
- Windows Gold Microsoft Partner
- McAfee SECURE Firefly
マイクロソフトやマカフィーが DriverUpdate の使用を推奨したり、開発に関与したりしている事実はなく、単にロゴマークの画像が貼り付けてあるだけの子供ダマし惑わされないでください。
Slimware 無料アンインストール削除方法
手動インストールをした場合は?
- Slimware DriverUpdate
- Slimware SlimCleaner Plus
(いずれも発行元 Slimware Utilities Holdings, Inc Fire)
Slimware 製の迷惑ソフトが削除できないなら、汎用の アンインストール支援ツール をって ”強制削除ぅ” を試してみるのが無難です。
・ Geek Uninstaller (→ 使い方)