FilesMan? 運営サイトがハッキングされバックドアがサーバーに設置される!
 
自分が管理するサーバー上に FilesMan なんて呼ばれてる不正なPHPファイル(拡張子 .php)がアップロードされてる!?!?
 
なんてなお話を見かけます。 <サイトがハッキングされたってな状況で!
 
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不正なPHPファイルの中身
 
<?php
$auth_pass = "";
$color = "#df5";
$default_action = 'FilesMan';
$default_use_ajax = true;
$default_charset = 'Windows-1251';
preg_replace (~長い英数字の羅列~) ?>
 
このプログラムは攻撃者から WebShell と呼ばれてます。
 
セキュリティ上の脅威では”裏口”という意味であるバックドアという分類になり、悪意のある第三者がサーバー内で出入りする侵入ルートとして使われます。
 
【不正なPHPファイルの検出名例】
AVG PHP/BackDoor
avast PHP:Decode-DE [Trj]
Avira PHP/WebShell.R
ESET PHP/WebShell.NAH
Kaspersky Backdoor.PHP.PhpShell.cs
Microsoft Backdoor:PHP/WebShell.A
 
WebShell はファイルのアップロード、ファイルのダウンロード、フォルダの作成、ファイル・フォルダの削除、ファイルの編集、ファイルの閲覧…、といったことが可能なので、攻撃者はサーバー内でやりたい放題できます。
 
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自分のサーバー上に手動でアップロードしてみた~♪
WebShellの1つ WSO(Web Shell by oRb)
 
日本では、ブラウザからファイルをアップロードできるファイルマネージャー機能に近いシロモノです。 <ファイルマネージャーは管理者向けだけど
 
FilesMan? → 「Files Manager」の略!

FilesManを設置されサイトが侵害される被害

◆ WordPress本体、プラグイン … 世界的に有名な定番ブログ作成ツールなのでよく狙われる。脆弱性が修正されてない旧バージョンのまま放置してる侵害されやすい。
 
Web Diary Professional (WDP) … セキュリティ面に問題を抱えていて、国産であるがゆえに日本国内の正規サイトで深刻な改ざん被害が確認されてる
 
◇ 攻撃者の物置として悪用される 
 
マルウェアといった不正なファイルがアップロードされる
フィッシング詐欺サイトが設置される
詐欺通販サイトへ強制転送するページがアップロードされる
 
◇ HTMLファイルが改ざんされる 
 
ブラックハットSEO目的の隠しテキストや隠しリンクが挿入される
ウイルス配信ページを読み込む不正なJavaScriptタグやIframeタグを挿入される
 
◇ データベースが盗まれる
 
MySQLやPostgreSQLのデータベースにアクセスしたり、ログインするパスワードをブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)する機能も用意されてる
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