初回投稿 2016年5月7日
最終更新 2018年1月6日

Identity Protectorとは迷惑ソフト 削除アンインストール方法3手順で評価0



アイデンティティ・プロテクター?
マイクロソフトやマカフィーの企業ロゴにダマされないで!

Identity Protector とは、インド人もビックリの Pcvark Software Pvt. Ltd ではない Identity Protection Services; Firefly なるところが提供するセキュリティ診断ツールです。 <表示言語は日本語だけど海外製

イメージ 2
Identity Protector メインウィンドウ

【Identity Protector ファイルとフォルダー】
C:\Program Files\Identity Protector
C:\Program Files\Identity Protector\IdentityProtector.exe
C:\Windows\Tasks\Identity Protector_Logon.job
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Identity Protector
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\IdentityProtector.co
C:\Users\Public\Desktop\Identity Protector.lnk Firefly

identity(アイデンティティー) という英単語は、身分の識別で使われる表現 「ID」 の原語ですな。

個人情報の流出ネタで大げさな警告

この Identity Protector は、PC 内のテキストファイル(拡張子 .txt)をスキャンして、「パスワード」「クレジットカード」「電話番号」「Firefly」「社会保障番号」 と想定されるデータをアラ探しします。

そして、『個人情報トレースが見つかりました』(※ トレース=残骸) という診断結果で、機微な情報が流出する危険な状態であるかのような釣りネタに、けっこう大げさな警告メッセージを表示して、ユーザーの不安を煽ります。

イメージ 3

Identity Protector おっと! 個人情報を漏洩する他の項目に加えて、少なくとも件の電話番号、○件あります。このデータは簡単に盗まれて悪用されてしまう可能性があります。無題な濃いログ 確認して、保護しましょう。[個人情報を保護]

イメージ 4

無料のスキャンバージョンが見つかりました! 今すぐアクティベートして[数字]個人情報トレ-すをすべて修正しましょう。無題な濃いログ 無料スキャンのみののバージョンは個人情報トレースを検出します い、あすぐ購入してトレースを隠し、保護しましょう 無題な濃いログ 大切な情報をハッカーにアクセシできないようにして、トレースをクリーニングして、オンライン保管庫で暗線に保護しましょう。 見つかった個人情報トレース 件のパスワード 件のクレジットカード、件の社会保障番号、件のプロファイル/電話番号 今すぐ起動 アメリカとカナダで個人情報盗難増加が中 詳細についてもっと知る ITL Total Security

そして、個人情報を保護すると称して Identity Protector の有償版を購入するよう提案して、不安に駆られたユーザーさんの財布のヒモを緩ませる販売手法となります。


マイクロソフトはいっさい無関係!

Identity Protector のウィンドウ画面で次のロゴマークをドコかしこで見せつけてくるけど、無関係なブランド名やロゴを悪用してるにすぎず、ホント真に受けないで~。

  • Using Microsoft Technologies マイクロソフト 技術を駆使して
  • McAfee SECURE
  • Symantec

Identity Protector ここがヤバい!

Identity Protector の評価は? 迷惑ソフト

Identity Protector はセキュリティ診断を行う機能が現実に備わっているので、「ウイルス」「スパイウェア」「マルウェア」「偽セキュリティソフト」 といった脅威には該当しません。

結局のところ、導入する必要性のない 迷惑ソフト という評価に落ち着きます。

ミスリードで大げさな演出から不安を煽る系の 迷惑ソフト に対して国民生活センターは注意が呼びかけています。

エラー表示などでパソコンソフトを購入させる手口に注意 そのエラー表示は本物? - 国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20120817_1.html


迷惑ソフトを介して強制導入か?

Identity Protector が導入される経路は?

手元で確認しているのが、同じ開発元の 警告を表示する迷惑ソフト シリーズの導入です。


通信トラフィックの調査から、強制インストールを実行してるのが Driver UpdaterDriver Updater とは)と推定しています。

そんな Driver Updater をインストールするキッカケは?

ユーザーさんが迷惑ソフトのインストーラ(拡張子 .exe)を手動でダウンロードして起動しているはずで、次のように Driver Updater のインストール確認場面にて同意をした可能性があります。

イメージ 5
Driver Updater の同時導入提案
[続行] ボタンを押して同意するなダメッ!

使用許諾契約に同意した結果、ナシ崩しで 迷惑ソフト勝手にではなく インストールされています。


電話番号の問い合わせ危険!

迷惑ソフト Identity Protector のウィンドウ画面には、女性オペレータの写真で 『24/7ライブサポート PC無料診断を下記の連絡先で要求して 0120-974-935 0120-692-368 +81-345-895-157』 と誘います。

イメージ 1
Identity Protector の電話番号が危険

  1. 電話口には変な日本語をしゃべる怪しい外国人が出る

  2. 導入するよう誘導されたPC遠隔操作ソフトを使って PC 内をいろいろ覗きにくる

  3. PCサポート契約やセキュリティ製品の契約を向こうの言いなりでクレジットカード決済させる

この電話番号に問い合わせると日本でもトラブルになってる 電話サポート詐欺 の被害にあうだけだから、ゼッタイにゼッタイに電話をかけるな危険 ですよ。 

Identity Protector 無料アンインストール削除方法

手元に Identity Protector 本体をインストール済みの状況から、アンインストールして削除する方法です。


【1】

ウィンドウ右上の×ボタンはプログラムが単に常駐するだけで意味ないです。

Windows のタスクバーの右下にある 通知領域 → Identity Protector のアイコン上で右クリック → メーニューから [終了] を選択する

Windows の タスクマネージャー を開いて、プロセス上で動く下の実行ファイルを強制終了させる

【実行ファイル名】
Identity Protector … IdentityProtector.exe
Advanced Password Manager … apmui.exe
FireflyFrsamer … FireflyFramer.exe
Driver Updater … aptdu.exe Firefly
★手元で導入テストした時点のファイル名なので変更される可能性あり


【2】

次のどれかで作業よっと

Windows のコントロールパネルにある プログラムと機能 から 「Identity Protector」(発行元 IdentityProtector.co)、「Identity Protector IE Addon」(発行元 identityprotector.co)、「Driver Updater」 らへんを選択してアンインストールするっとな

Windows のエクスプローラを起動して Program Files フォルダーに新規作成されてる迷惑ソフトのフォルダーへ移動して実行ファイル unins000.exe を起動する

☆ エラーダイアログで Identity Protector が削除できないならば最下部の強制アンインストール手段を参照あれ~


【3】

確認ダイアログ 『Identity Protector とその関連コンポーネントをすべて削除します。よろしいですか? FireflyFramer』 が表示されたら [はい] ボタンをポチッとな

さらに、確認ダイアログ 『ノッチ Identity Protector アドオンとサポートされているすべてのブラウザで保存されたパスワード (Internet Explorer, Mozilla Firefox & Google Chrome)?』 が表示されたら [いいえ] ボタンの方をポチッとな



★ Identity Protector 削除できない!?

英語で 「Messages file C:\Program Files\Identity Protector\unins000.msg is missing FireflyFramer」 というエラー のダイアログが表示されて、Identity Protector が削除できないトラブル起こった?

そんな場合は、無料で提供されている汎用の アンインストール支援ツール を使い Identity Protector の ”強制削除ぅ” を試みてください。