パスワード・クレカ情報の保存を無効化する方法 Chrome/Edge/Firefox

Chrome、Firefox、Microsoft Edgeブラウザに保存されているログイン情報パスワード丸見え問題の対処方法。ウイルス感染マルウェアで流出・漏洩する前にパスワード保存オートコンプリート機能を無効にするセキュリティ対策。

Windows パソコンでネットサーフィンする時に欠かせないブラウザ…。

  • Google Chrome

  • Microsoft Edge

  • Mozilla Firefox

  • Internet Explorer 11 (Microsoft サポート終了済み)

これらブラウザには、ウェブサービスのログイン情報 「ユーザー名」×「パスワード」 をユーザーに代わって記憶してくれる パスワードマネージャー機能 が実装されています。

パスワードを記憶する機能の別名
オートコンプリート機能
フォームの自動入力機能
オートフィル機能 (Autofill)


ブラウザのパスワード丸見え危険問題

パスワードマネージャー機能は便利な一方、Windows パソコンがマルウェア / トロイの木馬 / スパイウェアに感染した場合、詐欺師に真っ先に盗まれるモノ凄い危険なリスクがあります。

【Google Chrome で保存されうる情報】
パスワードマネージャー … 「サイト URL」 「ユーザー名×パスワード」
お支払い方法 … 「クレジットカード番号」 「有効期限」 「クレジットカード名義」
住所やその他の情報 … 「国」 「住所」 「氏名」 「電話番号」 「メールアドレス」
【Microsoft Edge で保存されうる情報】
個人情報 … 「氏名」 「生年月日」 「電話番号」 「メールアドレス」 「国」 「住所」
パスワード … 「サイト URL」 「ユーザー名×パスワード」
お支払情報 … 「クレジットカード番号」 「クレジットカード名義」 「有効期限」 「住所」
【Mozilla Firefox で保存されうる情報】
ログインとパスワード … 「サイト URL」 「ユーザー名×パスワード」
※ 個人情報やクレジットカード情報の保存は米国ほか特定地域のみ、Firefox 日本語版では利用不可

  • Google Chrome
    Microsoft Edge
    ブラウザの設定用フォルダーにパスワードを保存したファイルを出力する
    → マルウェアを使う攻撃でパスワードの窃取が実現できる

  • Mozilla Firefox
    ブラウザの設定用フォルダーにパスワードを保存したファイルを出力する
    → マルウェアを使う攻撃でパスワードの窃取が実現できる
     (マスターパスワードの活用で窃取データの悪用は阻止できうる)

  • Internet Explorer (IE11)
    Windows のレジストリにパスワードを保存する
    → マルウェアを使う攻撃でパスワードの窃取が実現できる

マルウェアの侵入を 100% 確実に防ぐ自信があるならば流出の心配は無用だろうけど、願望ではない現実的なお話として、あらかじめ起こりうる最悪の事態を想定したセキュリティ対策は重要です。

【パスワードを簡単に閲覧できる外部フリーソフト】
IE PassView … Internet Explorer 用
PasswordFox … Mozilla Firefox 用
ChromePass … Google Chrome、Microsoft Edge 用
WebBrowserPassView … 主要なブラウザ全般に対応

ブラウザのパスワード保存を無効にするウイルス対策

パスワードをブラウザに記憶させている状態は、詐欺師からすると 「ログイン情報を盗めてラッキー♪」 です。

そこで、認証情報を保存しないようパスワードマネージャー機能を無効化するウイルス対策がコチラ!


Microsoft Edge パスワード保存の無効化

ブラウザの [設定] → [プロファイル] - [パスワード] へ移動して、[パスワードの保存を提案] オプションをオフに切り替える


Internet Explorer 11 パスワード保存の無効化

【1】

ブラウザの [インターネットオプション] → [コンテンツ] タブ → オートコンプリートの [設定] ボタンを押す


【2】

[フォームのユーザー名およびパスワード] オプションのチェックマークを外す

> https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/6883f6ce-0d1c-c2b9-e21e-705976d1c886


Google Chrome パスワード保存の無効化

ブラウザの [設定] → [自動入力] - [パスワード] へ移動して、[パスワードを保存できるようにする] オプションをオフに切り替える

> https://support.google.com/chrome/answer/95606?hl=ja


Mozilla Firefox パスワード保存の無効化

ブラウザの [設定] → [プライバシーとセキュリティ] へ移動して、「ログインとパスワード」 項目にある [ウェブサイトのログイン情報とパスワードを保存する(R)] のチェックマークを外す

> http://mzl.la/1QTGGxf


☆ マスターパスワード機能

Mozilla Firefox ブラウザには、[マスターパスワードを使用する(U)] として マスターパスワード の仕組みが用意されてあり、盗まれた認証情報の悪用を阻止できます。

マスターパスワードでログイン情報を保護する
Firefox は他のブラウザーと同じく、電子メールアカウントや銀行のウェブサイトなどのオンラインサービスにアクセスするためのユーザ名やパスワードを保存できます。こうしたプライベートなデータの機密要素は、ローカルコンピューター上にファイルとして保存されているため、セキュリティリスクとなり、保護する必要があります。
http://mzl.la/1BAQynU

このマスターパスワードはデフォルトでは無効になっているので、ユーザーが Firefox の設定で有効化しない限り機能しません。

ちなみに、Google Chrome や Microsoft Edge には、同じようなマスターパスワード機能が実装されていません。

ブラウザにクレジットカード情報の保存を無効にする方法

さらに、ブラウザに保存されている個人情報 (氏名、住所、電話番号)、クレジットカード情報の流出を低減する方法です。


Microsoft Edge その他の情報の保存の無効化

ブラウザの [設定] → [プロファイル] - [お支払い方法] へ移動して、[保存してお支払い情報を自動入力する] オプションをオフに切り替える

ブラウザの [設定] → [プロファイル] - [個人情報] へ移動して、[基本情報の保存と入力] オプションをオフに切り替える


Google Chrome その他の情報の保存の無効化

ブラウザの [設定] → [自動入力] - [お支払い方法] へ移動して、[お支払い方法の保存と入力] オプションをオフに切り替える

ブラウザの [設定] → [自動入力] - [住所やその他の情報] へ移動して、[住所の保存と入力] オプションをオフに切り替える


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