この種類のファイルはコンピュータに損害を与える!? Chrome非表示対処方法

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セキュリティにも注力してるブラウザ Google Chrome。

ある日、Windows向け実行ファイル(拡張子 .exe) をダウンロードしようとしたら、ブラウザの最下部に次のような通知バーが表示されました。

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Chrome でファイルのダウンロード直後の警告

この種類のファイルはコンピュータに損害を与える可能性があります。(ファイル名).exe のダウンロードを続けますか? [保存] [破棄] 無題な濃いログ

『ええっー!!!』 ってビビるやもしれんけど、上は国産アーカイバソフト Lhaplus のインストーラー(拡張子 .exe) のダウンロードを試みた時のシーンなのです。


安全か危険か関係なく警告表示

つまり、ウイルスやスパイウェアといった不正なプログラムであるかに関係なくセキュリティ警告を表示してユーザーに注意をする仕組みみたいです。 <あくまで 「コンピュータに損害を与える可能性があります」




「この種類のファイルは~」 として.exeファイルは正当な実行ファイルの場合は問題ないけど、中には悪意ある人間によって仕込まれたマルウェアというパターンも当然でてきます。



ファイルの保存方法

Chrome でダウンロードした実行ファイルの安全性に問題ない確証を持てるなら、通知バー上の [保存] ボタンを押して難なく解決です。

ひとまずファイルの出自と配布サイトに注意を払ったほうが無難です。

  • ソフトウェアの開発元
  • Vectorや窓の杜といったソフトウェア紹介サイト

Google や Yahoo! の検索結果に危険なサイトが露出することもあります。



広告インストーラや迷惑ソフトに注意!

なお、海外製フリーソフトは嫌らしい配布手段も確認されてます。

たとえば、テキト~にダウンロードした実行ファイルを起動したら アドウェアや迷惑ソフトが導入される被害 とか、デタラメな ウイルス感染警告を表示する詐欺ページで迷惑ソフトをダウンロードさせる悪質な手口 などです。

この時にアドウェアや迷惑ソフトは勝手にインストールされるワケではなく確認場面でユーザーの同意を取り付けてるので、セキュリティソフトはグレー領域と判断し必ずしも警告しません。

警告メッセージの非表示方法

Chrome ブラウザの設定を変更すると、この 「この種類のファイルはコンピュータに損害を与える可能性があります」 通知メッセージを表示させないようにできます。

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Chrome の [設定] → 下部の [詳細設定] → ダウンロードにある 「ダウンロード前に各ファイルの保存場所を確認する」 を有効にする 無題な濃いログ

これで非表示になった代わりに 「ファイルの保存ダイアログ」 が表示されます。

ファイルのダウンロードで邪魔な通知が表示されず利便性は上がるものの、不正なファイルをつかんでも Chrome 的には 「自己責任なので後は知らんよ」 ってな立場になりましょう。

ダウンロード警告対象の拡張子

オープンソースプロジェクト chromium で公開されてるソースコードを調べたら 「download_extensions.cc」 がダウンロードに関連する処理みたい。

そこから対象になってるファイルの拡張子を一部拾ってみるとこんな感じ~。

swf bat cmd com cpl dll drv exe hta js jse lnk msi pif reg scr url vbe vbs wsf ほか