<注意>DriverHubに2つのリスク ドライバ更新トラブルや迷惑ソフトに警戒を

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DriverHub(ドライバーハブ) とは、ロシアの ROSTPEI LTD なるところが提供する注意すべき Windows 向けドライバ更新ツールです。 <海外製

ユーザーの警戒心を解いて取り入る宣伝文句して 「100%無料!」「絶対的に安全なフリーウェア」 を自称しているものの、はてさて現実にはどうでしょうか。

1. DriverHub は広告インストーラ採用

DriverHub を PC に導入するインストーラ .exe は、セキュリティ界隈で ”FusionCore” として知られてるロシア発の 広告インストーラ が採用されとります。

なので、一部のセキュリティソフトが脅威(PUA)として検出するものの、「ウイルス」「スパイウェア」 という分類には当たらないので、必ずしも警告の対象になってません。

ESET Win32/Rostpay.A
Kaspersky not-a-virus:HEUR:Downloader.Win32.RostDown.gen
McAfee IStartSurf
Microsoft PUA:Win32/Presenoker PUA:Win32/SuspiciousProcStarter
Sophos Generic PUA MK (PUA)

広告インストーラの具体的な挙動はどんなん?

インストール画面にて DriverHub とサッパリ関係ない不必要なソフトウェア、アドウェア、ブラウザハイジャッカーなどをユーザーの同意を取り付けて 勝手にではなく インストールするパターンです。

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DriverHub をとにかく早く使いたいがため、右下ボタン(=同意)をポンポン押していってしまう危険なユーザーさんは、ドバドバドバ~と導入された迷惑ソフトに弄ばれる運命ですな。

2. 不適切なドライバ適用によるトラブル

これは DriverHub に限ったことではない一般的なリスクです。

この手のツールは、出所不明な情報に基づいて、何ら動作保証されていない不適切な、あるいは必要性のないドライバを PC に適用するよう提案してくる場合があります。

その結果、PC や周辺機器の動作に致命的なトラブルを招くリスクがあります。

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DriverHub ライセンス契約の同意場面

ただ、DriverHub をインストールする直前に同意したライセンス契約で、完全に自己責任であることを受け入れ OK してるワケで文句も言えません。

【開発元は責任も追わないという条項(抜粋)】
5. Limitation of Liability.
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