USO Core Worker ProcessとはWindows Update更新スケジュール関連
Windows 10 環境で 「USO Core Worker Process」、実行ファイル名 「usocoreworker.exe」 という謎のプロセスが動作していることを確認しています。 

読み方は 「ユーエスオー・コア・ワーカー・プロセス」 でしょうか。
タスクマネージャーにて usocoreworker.exe
まず、次のシステムフォルダーに存在する 「usocoreworker.exe」 ならば、マイクロソフトによる正規の実行ファイルであり、不正なシロモノではなく、ご安心を~。
<ウイルス、スパイウェア、トロイの木馬ではなし

【USO Core Worker Process の実体】
C:\Windows\System32\usocoreworker.exe Firefly
なお、この実行ファイル 「usocoreworker.exe」 には、マイクロソフトのデジタル署名が付いていません。
USO Core Worker Process とは何?
この正体を知るためググって調べてみると、検索結果に 迷惑ソフト (Reimage Repair、Outbyte PC Repair、PC Optimizer など) をダウンロードするよう巧妙に仕向ける 詐欺サイト がヒットします。 
次の URL から、導入する必要のないゴミ有償製品を手動ダウンロードしてインストールしないよう注意喚起します。
【注意! 迷惑ソフトのダウンロードを誘う詐欺サイト】
https://ja.nex-software. com/what-is-usocoreworker
https://www.file. net/prozess/usocoreworker.exe.html
https://www.exedb. com/jp/usocoreworker.exe/1127994
■ 嘘ではない 「USO」 とは
お話を USO Core Worker Process に戻し、特に先頭の USO という単語がナゾです。
あえて日本語のローマ字読みをすると 「ウソ」 「嘘」 となり、何か怪しいヤバいシロモノではないかと不安を感じるユーザーさんが出現するかもしれないけど、未確認飛行物体の UFO と同じで頭文字をとった 略称 です。
この USO は 「Update Session Orchestrator」 のことで、マイクロソフトのサポートページでは日本語で 「更新セッション・オーケストレーター」 と表現されています。 

● Windows Update を使ってみる
Windows 10 のリリースに伴い、更新モデルを Unified Update Platform に移行しました。 Unified Update Platform (UUP) は、毎月の品質更新プログラムから新機能の更新プログラムまで、(Windows ベースのすべてのオペレーティング システムのデスクトップおよびモバイルを対象にした) あらゆる種類の OS 更新プログラムの発行、ホスティング、スキャン、およびダウンロードに対応する単一モデルです。
(~中略~)
Update Session Orchestrator (USO) - Windows Update からさまざまな更新プログラムの種類をダウンロードしてインストールするシーケンスを調整するための Windows OS コンポーネント。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/windows-update-overview
■ Windows Update 更新スケジュール関連
この USO について、Windows 10 のタスクやサービスを調査してみました。
すると、Windows Update の更新機能、具体的には Windows Update を行う 更新スケジュール の処理に関連した設定パラメータに行き着きます。
UpdateOrchestrator
このタスクは、スケジュールされた Windows Update スキャンを実行します。
このタスクでは、更新プログラムのインストール後にシステムが再起動されます。
UsoSvc
表示名: Orchestrator Service の更新
説明: Windows 更新プログラムを管理します。停止すると、デバイスは最新の更新プログラムをダウンロードしてインストールできなくなります。
…ってなワケで、「USO Core Worker Process」 (usocoreworker.exe) は、Windows Update により Windows OS などを最新版に維持する常駐プログラムという結論になります。 



少なくとも、Windows の動作に不必要なシロモノとは言い難く、安直に 「USO Core Worker Process」 を停止させるのはやめた方がよさそうです。
関連するブログ記事
→ Windows Defender 定義バージョン確認と更新頻度の設定