最終更新 2020年12月26日

<エラー>tmcomm.sysブルースクリーン失敗はトレンドマイクロ関連? Windows 10

Windows 10 2004ブルースクリーンのエラー発生トラブル「失敗した内容tmcomm.sys」とはトレンドマイクロのセキュリティ製品ウイルスバスター旧バージョン放置が原因か。解決できない迷惑ソフト宣伝の詐欺サイトに注意。

Windows のシステムドライバ 「tmcomm.sys」。

これはセキュリティ会社 トレンドマイクロ が提供している有償のセキュリティ製品 ウイルスバスター のシリーズでインストールされる正当なファイルです。

tmcomm.sys ファイル
TrendMicro Common Module

トレンドマイクロによると、この 「tmcomm.sys」 の役割は 「ルートキット対策モジュール」 とのこと。


失敗した内容 tmcomm.sys でブルースクリーン

一方、「ウイルスバスター クラウド」 を旧バージョンのまま放置している Windows 10 環境でトラブルが発生している?

「失敗した内容: tmcomm.sys」 ということで、青い画面ブルースクリーン (BSOD) が表示されて、PC の起動に失敗するエラーの引き金になっている模様です。

昨日、PCでiTunesをアップデートしPCを再起動したところ、青い画面が表示されPCの再起動を繰り返すばかりです。 青い画面には、停止コード: PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA PAGE FAULT IN NONPAGED AREA 失敗した内容:tmcomm.sysと表示されています。 PCはWindows10になります。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14231331144
「Windows Update」にて「Windows 10、バージョン 2004の機能更新プログラム」が適用され、“再起動が必要です”と表示されたので再起動したら、「デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。自動的に再起動します。失敗した内容:tmcomm.sys」画面が表示され、再起動後「自動修復」画面になり、[再起動]をクリックしても「自動修復」画面が繰り返し表示されて起動できなくなった
https://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata3/018777.htm

2020年時点で、最新の Windows 10 に対応している 「ウイルスバスター クラウド」 のバージョンがコチラ!

  • バージョン 17 Firefly
  • バージョン 16 Firefly
  • バージョン 15 Firefly

そして、古い 「ウイルスバスター クラウド」 の旧バージョンがインストールされたまま放置状態でトラブル発生が起こりうる Windows 10 環境は…

  • バージョン 12 … 2019年 サポート終了済み
  • バージョン 11 … 2018年 〃 Firefly
  • バージョン 10 … 2017年 〃 Firefly

tmcomm.sys」 でブルースクリーンの不具合に巻き込まれないよう、「Windows 10 May 2020 Update」 へ更新アップデートする前に、あらかじめ 「ウイルスバスター クラウド」 の旧バージョンは アンインストール が必要みたい。

「tmcomm.sys」 の検索結果に詐欺サイト

ところで、ブルースクリーンでエラーになるトラブルの情報収集で、「tmcomm.sys」 をキーワードにググると…。

厄介なことに、Google や Yahoo! の検索結果には 迷惑ソフト を猛プッシュで宣伝…、問題の解決の手助けにならず 誇張した警告を表示する PC メンテナンスソフト の導入を巧妙に仕向ける 詐欺サイト が複数ヒットしますかい。 <ゴミサイト

【迷惑ソフトを宣伝する詐欺サイト URL】
https://www.reviversoft. com/ja/processes/tmcomm.sys
https://www.exefiles. com/ja/sys/tmcomm-sys/
https://www.windowsfiles. jp/fairu/tmcomm.sys.html
https://www.exedb. com/jp/tmcomm.sys/64676
https://ja.nex-software. com/what-is-tmcomm
https://www.file. net/process/tmcomm.sys.html
https://file. info/windows/tmcomm_sys.html

この手の詐欺サイトの内容は、いずれも 「tmcomm.sys」 のエラーを何なりと解決できる手段っぽく装って Windows 向け実行ファイル (拡張子 .exe) をダウンロードするよう誘ってきます。

その正体は、次の海外製の PC メンテナンスソフトのインストーラーです。 <トレンドマイクロまったく関係ない


これら PC メンテナンスソフトは 迷惑ソフト と名指しされるシロモノのごとき、わざわざ導入する必要性や価値がありません。

結局は 「tmcomm.sys」 と何ら関係ない 『PC にエラーが大量に存在する』 という診断結果をユーザーさんに提示して驚かせた上で、クレジットカード決済で有償製品のライセンスを購入するよう催促してきます。

有償の PC メンテナンスソフトは脅威の分類ではマルウェアでもなく、セキュリティソフトは必ずしも検出しません。

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