Microsoft Defenderバージョン更新リリースノートを確認する方法

Windows 10やWindows 11のセキュリティソフトMicrosoft Defenderウイルス対策の更新アップデートで変更履歴リリースノートの確認方法

コンピュータウイルス、トロイの木馬、スパイウェア、ランサムウェアなどの脅威に対抗するため Windows 10 や Windows 11 に標準で実装されている十分なセキュリティソフト Microsoft Defender ウイルス対策


Windows セキュリティ 「マルウェア対策クライアント」

Windows セキュリティの 「マルウェア対策クライアント」 は、最新バージョンが自動的に無料で適用されます。

マルウェア対策クライアント
 更新目的
パフォーマンスの向上、保守管理の向上
 更新頻度
月に 0 ~ 2 回ほどで更新は少なめ

【マルウェア対策クライアント用フォルダー】 Firefly
C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Platform\[バージョン]-0\
C:\Windows\System32\drivers\wd\

ちなみに、マルウェア対策クライアントのバージョン表記の 3 つ目の数値は、年月 「西暦の下2ケタ」+「月の2ケタ」 を指していて、マイクロソフトによる開発メンテナンスを経て、翌月あるいは同月に正式バージョンとしてリリースされます。

  • 「4.18.2001.10」 → 20201
  • 「4.18.23050.1」 → 20235月 (2023年5月~)


マルウェア対策クライアントの更新履歴

2019年11月以降の更新履歴 (リリースノート) の一覧がマイクロソフトのページで確認できます。


Microsoft Defender 「エンジンと定義データ」

Microsoft Defender のスキャンエンジンと定義データは、最新バージョンが自動的に無料で適用されます。

また、スキャンエンジンと定義データをバージョン確認して手動で更新する方法もあり、Windows セキュリティ → [ウイルスの脅威と防止] → [ウイルスと脅威の防止の更新] → [更新プログラムのチェック] ボタンになります。

windows-defender-update
Windows Defender 手動でバージョン確認と定義更新

スキャンエンジンと定義ファイル
更新目的
検出できない新しい脅威や亜種に対応する
攻撃に休みはなくマルウェアが随時投入され続けるため
更新頻度
Windows のサポート期間中 365 日に渡って毎日更新
日によって異なるが多い時は 1 日に 10 回近く頻繁に配信される

【「スキャンエンジン」 ファイル】 Firefly
C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Definition Updates\{GUID値}\
・ mpengine.dll … Microsoft Malware Protection Engine
【「ウイルス対策」 「スパイウェア対策」 ファイル】 Firefly
C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Definition Updates\{GUID値}\
・ mpasbase.vdm … AntiSpyware Definition Database
・ mpasdlta.vdm … AntiSpyware Definition Update
・ mpavbase.vdm … AntiVirus Definition Database
・ mpavdlta.vdm … AntiVirus Definition Update
「Microsoft Defender Antivirus のセキュリティ インテリジェンス更新プログラム KB2267602」
(Security Intelligence Update for Microsoft Defender Antivirus) Firefly

Microsoft Defender の定義データは、必ずしも対応が間に合わず後手に回る現実があって、『セキュリティ会社 vs. サイバー犯罪者』 でイタチごっこになっている Emotet ウイルス が典型例でしょう。

そこを補うセキュリティ機能として、誤検知が発生する原因になっているけれど Microsoft Defender クラウド保護 が実装されています。


定義データで対応した脅威の更新履歴

直近 200 件分の更新履歴 (リリースノート) の一覧がマイクロソフトのページで確認できます。




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