<無料>HxDバイナリエディタ軽い動作で巨大ファイル対応 Windows 10/11

それなりに大きいサイズのファイルも軽快に開くことができる?
欧州ドイツの Maël Hörz さんが開発する Windows XP/7/Vista/8/10/11 向けの無料バイナリエディタ 「HxD」 (フリーウェア) を簡単に紹介しましょう。 

HxD - Freeware Hex Editor and Disk Editor
https://mh-nexus.de/en/hxd/
2021 年 2 月にリリースされた HxD バージョン 2.5.0.0 が無料でダウンロードできます。
日本語での UI 表示に対応する日本語版も用意されてあります(配布ファイルは言語関係なく共通)。
バイナリエディタ HxD が対応する機能
HxD に添付されている Readme ファイルから、バイナリエディタとして対応する機能の日本語訳です。 
- データ インスペクター
現在の入力位置にあるバイトを様々なデータ型に解釈する
バイナリ型 (ビット列)、整数型、フロート型、日付/時刻型、文字列型、GUID 型、逆アセンブル (x86/AMD64) - ファイルサイズに関係なく瞬時に開くことができる
4GB 以上も問題なく、ドライブに収まるファイルなら開くことができる - HxD で開かれたファイルは他のアプリと自由に安全に共有できる
可能な限りキャッシュでファイルを解放することで最小限度のロック - 高速な検索: 前方、後方、最初から
様々なデータ型: テキスト文字列、16 進数、整数、浮動小数点数
テキスト検索は UTF-16 リトルエンディアンをサポート
全文検索オプション - 置換機能 (何百万回の編集も高速に処理)
- ディスク エディター: ディスクやドライブの RAW の読み取り/書き込みが可能
ハードウェア ID、サイズ、ドライブの種類といった有用な情報で明確なディスク選択が可能
保存時に関連するファイルシステムを自動的にマウント解除して通常はロックされている多くのドライブにアクセス可能 - RAM エディタ/仮想メモリエディタ: 他のプロセスの仮想メモリを読み書き可能
32ビット、64ビットのプロセス用
メモリ オープン ウィンドウに PID、プロセス名、ビット数を表示したり並び替えも可能 - RAM エディタ/仮想メモリエディタでより便利な概要のためのデータの折り畳み
- ファイルの分割や結合
- ファイルの安全な削除 (シュレッダー)
- ファイルの比較 (今のところ簡易版)
- バイトの挿入やパターンによる選択範囲の塗りつぶし
- バイトのグループ化
- テキスト文字列のみ、16 進数のみのモード
- Intel Hex、Motorola S-Record、ETL Extended のインポート機能
ギャップのあるファイルを読み込み、再度書き出し (0バイトのフィラーなし) - ソースコード (Pascal、C、C#、Java、Visual Basic .NET、PureBasic) へのデータ出力
フォーマットされた出力 (プレーン テキスト、HTML、リッチテキスト、TeX)
Hex フォーマットへの変換 (Motorola S19 Records、Motorola S28 Records、Motorola S37 Records、16ビットIntel Hex、20ビットIntel Hex、32ビットIntel Hex) - チェックサム生成
Checksum-8、Checksum-16、Checksum-32、Checksum-64、カスタム チェックサム、CRC-16、CRC-16/CCITT-FALSE、CRC-32、CRC-32C、カスタム CRC、SHA-1、SHA-256、SHA-384、SHA-512、MD-2、MD-4、MD-5 - 統計表示
文字分布のグラフ表示
選択した範囲のデータ型を特定するのに役立つ - Windows (ANSI)、DOS/IBM-ASCII (OEM)、Macintosh、EBCDIC テキストエンコードに対応
- 制限のないアンドゥ (元に戻す)
- 変更されたデータを強調表示
- 設定で 16 進数の列の色を交互に変更可能
- 更新確認
- ゴースト キャレット: 対応する文字列と16進数の値の周囲に表示される、非アクティブな列にキャレット表示
非アクティブな欄はキャレットがアクティブな欄に配置される - 印刷機能
- ブックマーク機能
Ctrl + Shift + 数字 (0-9) でブックマークの指定
Ctrl + 数字 (0-9) でブックマークに移動 - チラツキの無い表示と高速描画
- ポータブル版とインストール版が利用可
- 事前に設定されたポータブル版 (読み取り専用設定のポータブル版を含む) を作成できる統一された設定
- 必要に応じて自動で管理者の昇格を要求
- 64 ビットと Unicode を完全サポート (「テキスト デコード」 欄は 8 ビットのテキストエンコードに制限される)
- 多くの言語に翻訳されている
Windows パソコンで定番の国産バイナリエディタ 「Stirling」 が存在するものの、いかんせん 1999 年のバージョンを最後に開発終了となっています。
GB (ギガバイト) といったファイルサイズの概念が一般的ではない時代、20 年という相当時間が経過しています。 

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