<危険>電話サポート詐欺LogMeIn Rescue削除で偽警告注意
「振り込め詐欺」 に騙されるのよ同じように、電話を介して心を操る詐欺師に騙されてしまい ――。
偽警告で電話サポート詐欺 → 遠隔操作 LogMeIn Rescue
海外の詐欺師が合法的な遠隔操作ソフト 「LogMeIn Rescue」 を使って Windows パソコンをほんの数分で乗っ取る電話サポート詐欺の手口が確認されています。
被害者は遠隔操作ソフト 「LogMeIn Rescue」 を介して詐欺師を正面から招き入れている形なので、必ずしも不正アクセスとは言い難いから厄介です。
少しでも疑わしい怪しいと感じたなら、誰にもあなたのパソコンへの遠隔操作を許可しないことです。LogMeIn Rescue の安全とセキュリティの大きな特徴は、お互いの同意が必要なところです。コンピューターの所有者がアクセスを許可しない限り、サポート技術者はいかなる行動も実行できません。
■ 不要な LogMeIn Rescue 削除アンインストール方法
まず、遠隔操作ソフト 「LogMeIn Rescue」 の通信を遮断して、プログラムの終了を行います。
詐欺師との連絡を断つ行動を! |
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詐欺師の言いなりにならないよう 電話を切る 自己判断せずに冷静な判断ができるように時間を置くこと 家族や知人に相談して他人のアドバイスを求める方法もある |
遠隔操作されないよう LogMeIn Rescue を遮断する ① 〔遮断〕 ウィンドウ画面の左側にある赤色の×ボタンを押す ② 〔終了〕 ウィンドウ画面の右上端の白色の×ボタンを押す |
そして、Windows エクスプローラーを起動して、「LogMeIn Rescue」 がインストールされているフォルダーを手動で削除します。
起動後に展開される LogMeIn Rescue フォルダーを削除する
【LogMeIn Rescue フォルダーの場所】
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\LogMeIn Rescue Applet\ ~
LogMeIn Rescuea 悪用で電話サポート詐欺の流れ
【1】被害者は 「Microsoft Edge」 や 「Google Chrome」 ブラウザを使ってネットサーフィン中です。
そこで唐突に 〔ウイルス感染警告〕 や 〔Windwos エラー〕 といったデタラメな架空の警告メッセージを表示する 偽警告ページ に出会います。
偽警告を削除できる対処方法 | |
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ブラウザのタブを閉じる | ブラウザ上部のタブの×ボタンを押す キーボード 「Ctrl+W」 or 「Alt+F4」 キーを押す |
パソコンの強制終了 | パソコンの電源ボタン 5 ~ 10 秒ぐらい長押し |
偽警告ページは、電話番号 050 で始まり、自称 「Microsoft サポート電話番号 (無料、フリーコール)」 に問い合わせるよう強要する仕掛けが用意されています。
詐欺師に繋がる電話番号 |
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050 | インターネット回線を使うIP電話機の番号 (身元を隠す目的で悪用される場面あり) |
サポート電話番号 | マイクロソフトは何ら無関係な偽サポート! 海外のサイバー犯罪者に雇われた詐欺師に電話が繋がる |
【2】
電話に出るのは 片言の日本語を話す怪しい外国人 で、Microsoft (マイクロソフト) の社員であると身分を偽ることもあります。
そして、キーボード 「Windows + R」 キーを押して文字列 (URL) を入力し、[OK] ボタンを押すように電話で指示してきます。
【電話で詐欺師が入力を指示する URL 例】support. me
logmein123. com
rescuemobile. com
oty. com
fl. be
↓
https:// secure.logmeinrescue. com/Customer/Code.aspx
さらに、表示されたブラウザ画面に 6 桁の暗証番号コードを入力するよう外国人が指示してきます。
LogMeIn Rescue サポートへの接続
6 桁のコードを入力し、下の [ダウンロード開始] ボタンをクリックしてください
・ コンピュータに小さなアプリケーションがダウンロードされて、サポート作業が開始されます。
・ サポート技術者は、作業中にユーザーのコンピューターを完全に制御できます。
信頼できる個人および組織からのサポートのみを受け付けてください。
LogMeIn は、セキュリティに真剣に取り組んでいます。不正行為を報告してください
【3】
[ダウンロードを開始する] ボタンを押すと、遠隔操作ソフトの実行ファイル 「Support-LogMeInRescue.exe」 が Windows パソコンにダウンロードされます。
これは遠隔操作サポート用に提供されている正当なプログラムなので セキュリティソフトは警告しません。
遠隔操作ソフトは十字マークのアイコン
【悪用されているPC遠隔操作ソフト】ソフトウェア名 … LogMeIn Rescue (ログ・ミー・イン レスキュー)実行ファイル名 … Support-LogMeInRescue.exe
開発元 … 米国 LogMeIn, Inc. (現在は GoTo 社)
【4】
ユーザーが実行ファイル 「Support-LogMeInRescue.exe」 をダブルクリックして起動してしまうと、詐欺師と通信が確立してしまい、目の前の Windows パソコンを詐欺師が遠隔操作し始めます。
詐欺師はパソコンの内部を調査する素振りをいろいろと見せた上で、Windows のメモ帳に 「パソコンのサポート料金」 「パソコンの修理費用」 「セキュリティソフトの購入代金」 を支払うよう要求します。
- 近所のコンビニに行い、プリペイドカード 「Google Play ギフトカード」 「WebMoney」 などを購入してこい
└ 具体的に 1~10 数万円分ほどの金額を指示する - プリペイドカードの額面のコードを電話で伝えろ
この作業を普通にやり遂げてしまうと、プリペイドカードの購入金額分を詐欺師に盗まれる金銭被害の発生です。
■ 詐欺を防ぎたいコンビニ店員の声掛け対策も
狡猾な詐欺師は、コンビニの店員が防犯の声掛けとしてプリペイドカードの購入目的を尋ねることを警戒しています。
たとえば、複数のコンビニを周ってプリペイドカードを購入するよう求めたり、店員に 「パソコンのサポート料金」 「パソコンの修理費用」 「セキュリティソフトの購入代金」 と返答しないようアドバイスする場合もあります。
詐欺師の言いなりになってしまった被害者の末路は悲惨で、コンビニに行く指令を繰り返されることで、ウン十~ウン百万円の大金をだまし取られる地獄です。
Google Play ギフトカード詐欺に遭った場合の対処法
https://support.google.com/googleplay/answer/9057338?hl=ja
ギフトカード詐欺の被害に遭った場合は、警察に通報してください。また、消費者庁ホットライン 188 に報告することもできます。その後、そのギフトカード詐欺について Google に報告してください。そうした詐欺を Google に報告していただくと、今後、同様の不審な行為の被害が広がるのを防ぐのにも役立ちます。詐欺犯は多くの場合、要求する支払い (Google Play とは関係のないもの) に必要だとして、Google Play ギフトカードを購入してそのコードを知らせるよう求めてきます。しかしながら、Google Play ギフトカードを使用できるのは、Google Play での購入のみです。それ以外の支払いには Google Play ギフトカードを使用しないでください。インターネットの閲覧中に、大きな警告音が鳴ってウイルス警告が表示されます。その番号に電話をかけると、正規の企業を名乗る相手から Google Play ギフトカードの購入を求められます。このような相手は、セキュリティ ソフトウェアや、テクニカル サポート、ウイルス削除に必要だとして、ギフトカードでの支払いを要求してきます。
この詐欺に関与するサイバー犯罪者は海外 (フィリピン? インド?) にいる外国人と考えられるので、日本の法律は海外に適用されず、日本の警察が日本国外にいる詐欺師を摘発することは困難と思われます。