<悲報>金返せ!届かない偽ネットショップに問い合わせても効果0

ネット通販Amazonアマゾンを装う不審メールの正体は? フィッシング詐欺を行う迷惑メール実例や対処方法 偽サインインページでアマゾンアカウントやクレジットカード情報を盗む流れも紹介

もっともらしく見えたネットショップで商品を注文したのに届かない? 実は、それは通販詐欺サイトかも!

詐欺師は巧妙な偽ネットショップで 個人情報クレジットカード情報 を盗みとります。

商品が届かない! 問い合わせても意味ないEメールアドレス

ネット上には、商品を注文しても100%届かない危険な詐欺サイトが存在します。

  • 商品の価格が異常に安い
    市場価格の半額以下など、ありえないほどの値引きは疑うべし!
    ウン十万円する商品が 1 万円とか異常すぎる偽ネットショップも見かける

  • 運営会社の情報がデタラメ
    会社概要に記載された住所や電話番号が嘘デタラメ
    実在する無関係な企業の情報をパクって盗用しているケースも

  • 問い合わせのEメールが機能しない
    サポートセンターの連絡先と称するEメールに問い合わせても返信がない!
    そもそも詐欺サイト側は問い合わせに応じる気がなく、Eメールを送信してもエラーが返ってくるだけ

その偽ネットショップの会社概要に記載されてある不正なEメールアドレス例がこちら。 

support postsales-handling com 怪しい危険な詐欺通販サイト
危険 <support @ postsales-handling com>

ダイレクトハンズ怪しい偽装通販で危険 contact techyclientservice com
危険 <contact @ techyclientservice com>

BAMBOO 名乗る偽通販詐欺フィッシング危険 lcdtv life 怪しい危険
危険なEメールアドレス <support @ lcdtv life>

Dysonダイソンに偽装した偽通販サイトDyson Demo 直営店 joykdraise life
偽ダイソン詐欺 <service @ joykdraise life>

これら会社概要はもっともらしく見えるけれど、実際には架空の会社情報だったり、実在する無関係な会社情報の盗用です。

SNS上の悪質な詐欺サイトにご注意ください。 (株式会社マキタ)
https://www.makita.co.jp/news/detail/29
弊社の製品名・ロゴや弊社正規販売店サイトの製品写真・説明文・会社情報 (代表者名・住所) 等を不正に流用し、Facebook、Instagram 等の SNS を通じて広告することで弊社及び弊社正規販売店と誤認させる悪質な詐欺サイトが存在する旨の情報が寄せられております。

インターネット利用詐欺にご注意ください (ダイソン)
https://www.dyson.co.jp/scam-alert
ダイソン公式ウェブサイトの構成や文言、画像を無断で使用または模倣したサイトです。サイト上に誤字・脱字がある、画像の画質が低い、リンク先のURLが怪しいなど、少しでも疑わしいところがあればご購入はお控えください。また、極端に安い価格で販売されているサイトも、偽サイトや詐欺サイトの可能性がありますのでご注意ください。


ドメイン名の保有者は不詳

ドメイン所有者を WHOIS 検索で調べても、情報非公開でドメイン所有者は不詳... まったく分かりません。

  • support @ postsales-handling com
    2022年10月に取得されたドメイン名
    ドメイン登録事業者 Sav.com, LLC (米国)

  • contact @ techyclientservice com
    2023年11月に取得されたドメイン名
    ドメイン登録事業者 Sav.com, LLC (米国)

  • support @ lcdtv life
    2024年6月に取得されたドメイン名
    ドメイン登録事業者 CommuniGal Communication Ltd (イスラエル)

  • service @ joykdraise life
    2023年5月(?)に取得されたドメイン名
    ドメイン登録事業者 Sav.com, LLC (米国)

こういうEメールアドレスの問い合わせ先は、結局のところ実態がないのが多いと。


通販詐欺サイトのEメールアドレスはデタラメ

そもそも、通販詐欺サイトのEメールアドレスに返信が来ることは期待できず、Eメールサーバーから不達のエラーメッセージが返ってくることを確認しています。

「商品が届かない!」
「金返せー!」

こう文句を言っても、相手にいっさいEメールは届いておらず、そもそも詐欺だからEメールを受け取る気なぞなく、どうにも効果なし…。 

EメールサーバーからEメール配送不可のエラーメッセージ
Eメールを送信できなかったエラーの返信


ネットショップで 「.life」 ドメインが怪しい?

生命、生活、人生を意味する 「.life」 ドメイン名は、登録料金を調べると初年度で 200~500 円といったワンコイン価格になっています。

詐欺師は必ずしも一般的とは言えない格安なドメイン名を大量に取得し、認証情報やクレジットカード情報を盗むフィシング詐欺のような悪事で悪用、乱用する傾向が見られます。 

欠品? 嘘の 「返金対応」 で送金させる返金詐欺

偽ネットショップにダマされた時の損害として、第一に 「購入代金を盗まれる」 は想像つくでしょう。

ところが、凶悪な詐欺師は、さらに狡猾な手口を使うことがあります。

危険ロゴ画像 FRK FKR  詐欺通販サイト
米の通販を装う詐欺サイトのロゴマーク

危険ロゴ画像 Wholesale 詐欺通販サイト
届かない詐欺通販サイトのロゴマーク

ELECTRIC BICYCLE怪しい自転車通販サイト危険
電気自転車の通販を装う詐欺サイトのロゴ

危険なカメラ通販詐欺サイトのロゴマーク
高価格なカメラを扱う詐欺サイトのロゴマーク

Livtecリブテック·在庫処分 詐欺 危険 ペットボトル飲料 洗剤 ビール
ペットボトル飲料、洗剤を扱う詐欺サイトのロゴマーク

その手口は、もっともらしく 「カスタマーサポート」 「サポートセンター」 「サポートスタッフ」 を名乗って 〈欠品による返金対応〉を提案してくるパターンです。

「返金してくれるだけでも有り難い!」 なんて喜んでしまったら詐欺師の思う壺。

親切に見える対応も、実は 返金詐欺 の可能性があるのです。

  1. Eメールで 「返金の手続きを決済サービス PayPayLINE Pay で行います」 と提案する

  2. やり取りの場所をEメールではなく LINE で友達登録するよう案内して誘導する

  3. 相手の言いなりで指示されるがまま返金の作業をしていると、相手側に 送金 していて…
    → 5万、10万円といった高額な金額を詐欺師に送金して騙しとられる

引き続き返金詐欺に注意!「○○ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑って! (国民生活センター)
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240731_2.html

○○ペイ等のコード決済サービスを悪用して金銭を騙し取る手口に関する相談が全国の消費生活センター等に寄せられています。
相談事例をみると、ネットショッピングで商品を購入した消費者が、販売業者から 「欠品のため、コード決済アプリを使って返金する」 等と言われ、返金手続きを誘導されているうちに、「返金」 してもらうはずが いつの間にか 「送金」 してしまっていたと いうトラブルが目立ちます。

感心してはいけないけれど、ターゲットの心を操る返金詐欺の手口が華麗すぎてエグい…。 

相談事例
インターネット検索で見つけたサイトで洋服を注文した。支払いはプリペイド型電子マネーのみの対応だったため、コンビニで約 7,000 円の電子マネーを購入し、電子マネーの情報を相手に伝えることで支払った。
後日、事業者より 「在庫がないので返金処理をする」 と連絡があり、返金手続きのために事業者の LINE アカウントを友だち登録した。事業者に○○ペイで返金すると言われ、LINE で電話があり、指示に従った。
送られたQRコードを読み取り、事業者に 「返金コードを送るので、その数字 『99980』 を入力すると支払った代金分が返金される」 と言われ、指示されたとおり 『99980』 と入力した。しかし事業者から返金はされず、逆に自分から事業者に 9万9,980 円を送金してしまったことに気がついた。
相談事例
オークションサイトでブランドバッグを約 6,000 円で落札し、電子マネーで支払った。商品が届かないためサイトを見たところ偽サイトの注意喚起が出ており、注文した事業者の電話番号やメールアドレスに連絡を試みたが、やり取りはできなかった。
しかし数日後に、事業者から返金するとメールで連絡があった。指示されたとおりに LINE 電話で画面を共有しながら返金方法の説明を受けた。相手は日本語を話していたが外国人だったと思う。○○ペイで返金するため限度額を 25 万円まで上げるように言われ、指示に従った。
相手から送られてきた URL をタップして支払いのボタンを押すように言われたが、これでは自分が相手に支払うことになると思い断ったところ、相手から 「これは私の残高画面なので、私が支払うことになる」 と言われ、ボタンを押した。
アプリを確認すると、やはり自分が約 20 万円を支払ったことになっていた。
相談事例
スマートフォンで検索して見つけたバイク用品の通販サイトで約 2 万円の商品を注文した。注文完了メールが届き、外国人名義の銀行口座に前払いした。
数日後、「一時欠品のため交換か返金を選ぶように」 とメールが届いたので返金を選択したところ、「○○ペイで返金する」 と言われたので、返金手続きのために通販サイト業者の 「カスタマーセンター」 を名乗る LINE のアカウントを友だち登録した。その後、登録した LINE アカウントから電話がかかってきた。片言の日本語を話す男性から、○○ペイの画面上で注文コードを入力するよう指示があり、言われた数字を入力した。
ところが 「返金できなかった。また明日電話する」 と言われて、翌日も相手から電話があり、再度注文コードと言われた数字を入力した。気づいたら○○ペイで他人の電子マネーに合計約 100 万円分もチャージしたことになっていた。


偽ネットショップで多重の詐欺被害

  1. 入力した個人情報とクレジットカード情報を盗まれる

  2. 商品が届かずクレジットカード決済の購入代金を盗まれる

  3. 返金の提案に乗ってしまい、逆に送金して盗まれる


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